みどりの省エネ大作戦事業
平成23年度練馬区内の家庭等における今夏節電状況調査
みどりの省エネ大作戦とは
家庭でも前年同月比マイナス15%の努力目標が定められた平成23年の夏、練馬区が行った「ねりまecoチャレンジ!みどりのカーテン・プロジェクト」の参加者を対象に、さまざまな節電の取り組みによる電気使用量の削減効果や、節電ができた理由やできなかった理由を調査し、無理のない節電方法について考えることを目的として調査を実施しました。
みどりの省エネ大作戦の概要
- 取組期間:平成23年7月~9月
- 対象家庭:1,422件
- 回答件数:439件(回収率30.9%)
- 調査方法:郵送もしくは特設WEBページのアンケートフォームに7月から9月までの3ヶ月間分の東京電力の検針票の数値を記入してもらい、節電率を自己計算してもらう。
前年同月比マイナス15%を達成できた、できなかったそれぞれの原因と考えられる理由を記入してもらう。
アンケート結果
- 7月から9月にかけて、電気使用量の削減量と削減率がともに上昇した。
(1世帯あたりの月間平均削減率 7月:10.3%、8月:22.3%、9月:25.8%) - 7月から9月の3ヶ月間の1世帯あたりの月間平均削減率は20.2%
- 月別では、9月に73.6%の世帯で15%以上の節電を達成
節電できた理由、できなかった理由、今後の対策
節電できた理由としては、「家電の利用方法の工夫」、「家電の利用時間の減少」、「使用する家電の数を減らした」という回答が上位を占めた。また、「みどりのカーテンプロジェクトに参加した」ということを理由に挙げた回答者が多かったが、自由記述などをみると、直接的な節電効果よりも「節電やエコに取り組むきっかけになった」という回答が多かった。
節電できなかった理由としては、「以前から節電に取り組んでいたので大幅な変化は無かった」という回答のほか、「生活リズムの変化」や「家族数の増加」、「高齢者世帯」などさまざまな理由でエアコンの使用を制限できなかった事を理由に挙げる回答が多かった。
今後の対策として、電化製品を使いながらも電気使用量を「増やさない」取り組み(エアコンの省エネモード運転等)や、省エネ型家電への買い替えなどと言ったハード面からの取り組みの必要性が高まることも予想される。
報告書のダウンロード
平成25年7月31日掲載