地球温暖化とは?

地球温暖化とは、地球を取り巻く大気に含まれる二酸化炭素(CO2)やメタン、フロンなどの気体が増えてきて、地球大気の平均気温が上がっていく現象ですが、これだけだと、いったい何が原因で二酸化炭素などが増えるのか?、二酸化炭素などが増えるとなぜ平均気温があがるのか?、平均気温が高くなるとどうなるのか? が分かりません。

実際、これらのガスの量を増やしているのは私たち人間ですし、気温が高くなることに伴い、私たち人間にも大きな影響が及びます。この辺のところをよく考えてみましょう!!!


二酸化炭素などが増える原因

地球温暖化の原因となる気体(温室効果ガス*)にはいろいろありますが、もっとも大きな影響を与えるのは二酸化炭素です。

ではなぜ大気中に二酸化炭素が増えてきたのかといえば、ずばり、人間の生活や産業活動にエネルギーを大量に使うようになったからです。エネルギーは、電気、熱などの形で私たちが使いますが、これは、多くの場合、石油、石炭、ガスなどの“化石燃料”を燃やしてつくられます。

そうです!ここで二酸化炭素が出るのです。学校で習ったと思いますが、化石燃料中の炭素(C)が燃えると、空気中の酸素(O2)と結びついて二酸化炭素(CO2)がでます。この反応で熱が出て、エネルギーが生まれるわけです。


化石燃料を大量に使うようになったのは、18世紀半ばに始まる産業革命の後です。特に20世紀になると、大量生産・大量消費・大量廃棄を背景に、エネルギー消費はウナギ登り、CO2もじりじりと増えてきて、ついには広大な地球の大気の組成を変えるまでになってきました。

 実際、二酸化炭素濃度は、産業革命以前の平均値約280ppm(0.028%)から2012年には393ppm(0.039%)台にまで増えました。  
 また日本国内で観測を行う3地点のうちの2地点で2014年の年平均値が初めて400ppmを超えました。(平成27年5月28日気象庁発表

出典)気象庁(気候変動監視レポート2013)
全国地球温暖化防止活動推進センターウェッブサイト(http://www.jccca.org/)より引用

* 二酸化炭素のほかメタン、ハイドロフルオロカーボン、一酸化二窒素など5ガスが指定


二酸化炭素などが増えると気温が上がる理由

ところでこの二酸化炭素CO2などの温室効果ガスは、熱エネルギーを吸収する性質を持っています。

地球の平均気温は現在14℃くらいですが、もしも、大気に含まれる温室効果ガスが全くないとすると、-19℃くらいまで下がってしまうと推計されています。太陽から降り注ぐ光により温められた地球表面から宇宙に飛び出していく熱エネルギーを二酸化炭素などが吸収しているからです。

しかし、二酸化炭素などの濃度が増え、さらに多くの熱エネルギーを吸収するようになると、結果として大気中に熱がたまり、気温が上昇してきます。



それでは、どのくらいの気温上昇が予想されているのでしょうか?

100年前から現在までの間に、世界の平均気温は約0.85℃上がったことが観測されています。(1880-2012)

今後の予想は、いろいろと条件があり難しいのですが、このまま二酸化炭素などが増え続けたとすると、21世紀末には最大で4.8℃くらいの上昇が見込まれています。(IPCC*第5次報告書)


平均気温が上がるとどうなるの?

気温の上昇。これは何をもたらすのでしょうか?

一見、気温が上がれば、作物はよく実り、寒い冬も生活しやすくなると思われがちですが、地球の大気は生きものです。そう単純にはいきません。気温上昇が何をもたらすか、IPCC*が予想している代表的な影響を見てみましょう!


* IPCC : 気候変動に関する政府間パネル 地球温暖化をさまざまな角度から研究している科学者・政府関係者からなる国連組織。1988年設立。政策決定者向けのレポートを過去5回発表している。


IPCC*は、世界が協力して温暖化対策に取り組めば、2100年の温度上昇は0.3℃、今のままでは4.8℃上昇すると予測しています。 温度上昇で、どのような影響があるのでしょう。


(1)海水の温度が上がり膨張したり、氷河が溶けたりして、海面が最大82cm上昇します。低地は水没のピンチです。日本でも砂浜が失われるなどの影響が出る可能性があります。


(2)現在、絶滅の危機にさらされている生物は、ますます追い詰められ、さらに絶滅に近づきます。


(3)デング熱、マラリアなど熱帯性の感染症の発生範囲が広がります。


(4)雨の降り方が大きく変わり、内陸では乾燥化が進みます。台風、ハリケーン、サイクロンといった熱帯性低気圧が猛威をふるい、洪水や高潮などの被害が多くなります。


(5)気候の変化や病害虫の増加により穀物の生産が大幅に減少し、世界的に深刻な食糧難を招く恐れがあります。


わたしたちは、なにをしたらよいのでしょう?

こうした変化は21世紀末になって突然に現れるわけではありません。すでにみなさんも、変化の兆しを感じているのではないでしょうか?

IPCCは、地球温暖化について“人間活動による温室効果ガスの増加”が主な要因(95%)と警告しています。私たちの便利で快適な暮らし方が、地球規模の気候変動を引き起こしています。今、私たち一人一人が対策をはじめなければなりません。