区民・事業者・練馬区等がともに地球温暖化防止をめざす

第2回こども・エココンクール結果発表

こども・エココンクールは、未来を担うこどもたちに地球温暖化や地球環境問題に関心を持ってもらうことを目的に、平成23年度から実施しています。

今年度は、754点の応募があり、審査の結果、小学生部門では最優秀賞1点、優秀賞3点、佳作2点が、中学生部門では優秀賞1点、佳作3点が選ばれました。

入賞作品

小学生部門

最優秀賞「みんなで守ろう大切な地球」

早宮小学校5年 武山 琴美さん

【どんな思いで作品を描きましたか】

自然と動物と人間、みんなの地球をみんなで守りたいと思い、みんなで手をつないでいる様子をかきました。そして、1つ1つの命を大切にしていきたいと思いから、人間にハートをかき入れました。

【最優秀賞を受賞した感想】

最優秀賞と聞いて、とてもおどろきました。でも、心をこめてかいたのでとてもうれしいです。この作品を見て1人でも地球を大切にする人が増えたらいいなと思いました。

優秀賞「捨てても良い物かどうか考えよう」

豊玉第二小学校5年 矢島 葉菜さん

【どんな思いで作品を描きましたか】

まだ使える物を捨ててしまう人や、捨てても良いか考えないで物を捨てる人が減るといいなという思いで描きました。

【優秀賞を受賞した感想】

受賞するとは思っていなかったので、とてもびっくりしました。すごくうれしいです。これを機会に、捨てても良いものか考える人がふえたら、ますます嬉しいです。

優秀賞「北極が大変!!」

早宮小学校4年 土舘 めぐさん

【どんな思いで作品を描きましたか】

私達の出す二酸化炭素により温だん化が進み、北極の氷が少しずつとけていることを、沢山の人に知ってもらいたいという思いで描きました。

【優秀賞を受賞した感想】

優秀賞を受賞したことによって、たくさんの人が温だん化について考えてくれたらうれしいです。優秀賞を受賞できて本当にうれしいです。

優秀賞「人と自然がいっしょに生きる未来」

早宮小学校4年 内田 陽太さん

【どんな思いで作品を描きましたか】

人と自然がいっしょになかよくしているのをイメージして、未来で、人も生きものも、自然も仲良く、虫をふんだり、草も抜いたりして、自然で生きているものを殺そうとするのをやめて、仲良くできるのをいのって描いた。

【優秀賞を受賞した感想】

初めて賞をとったのでうれしいです。ぼくは、絵を描くのが好きなので、エココンクールでえらばれてうれしかったです。これからも絵をたくさん描いてがんばりたいです。

佳作

「このままでは地球があぶない」
早宮小学校4年 安永 百花さん

「かやって涼しいな」
早宮小学校4年 前田 結依さん

入賞作品

中学生部門

優秀賞「温暖化防止標識」

練馬中学校1年 石崎 杏さん

【どんな思いで作品を描きましたか】

ただ「描きたいから」描くのではなく、見る人に、自分の「想い」が伝わってほしいと思いながら描きました。

【優秀賞を受賞した感想】

自分の思いを絵で伝えるにはどう描けばいいのか、とてもなやんで考えて描いた苦労の結晶だったので、努力が実ってとてもうれしいです。
これからも「思いが伝わる作品」を描きたいです。

佳作

「CO2でくずれる北極」
石神井東中学校1年
白石 あかりさん

「人と動物の適切な共存」
石神井東中学校1年
高崎 日向子さん

「そうだみんな生き物なんだ」
開進第三中学校2年
大西 直己さん

こどもエコ・コンクール審査員のコメント

練馬区立美術館 館長 若林 覚 氏

全体のコメント

今年は小学生683点、中学生71点と沢山の応募がありました。

とりわけ、中学生は大幅増加し、皆さんのご努力に敬意を表します。

小学生の作品はバラエティに富んだ内容で、おもしろい作品が多く、審査のし甲斐がありました。中学生は応募数が増えましたが、小学生と比べて、中学生であることを勘案すると、いささか見劣りしてしまい少し残念に思います。

来年度以降、一層テーマを深堀して頂き、バラエティある作品群を期待したいですね。

小学生 入選作品へのコメント

最優秀賞作品は、地球の周りに動物、花、人間、木、富士山などが楽しく笑って表現されています。自分達の努力で地球を大切にしていこうという気持ちが伝わってくる作品であり、最優秀賞作品としてふさわしいのではないかと思います。

優秀賞、佳作作品についても、斬新な切り口があったように思います。

中学生 入選作品へのコメント

「環境標識」というタイトルで、交通信号標識をモチーフに、環境にとって悪いこと、やるべきことが表現されておりました。最優秀賞作品には1歩及ばず、優秀賞として選ばせていただきました。

その他の入選作品は、描画力はあるのですが、訴えかけるものが弱く佳作とさせていただきました。

練馬区美術家協会 会長 大橋 晧也 氏

エコ・コンクールへのコメント

昨年より作品数も増え、レベルも昨年以上に高くなっていると思いました。

今回のエコ・コンクールで感じたことは、大人の皆さんに言うべきことですが、「地球温暖化対策の問題」をもう少し深く捉えていただきたいと思いました。

例えば、シベリアの永久凍土が少しずつなくなってきていることがあります。そのためメタンガスが放出され、地球温暖化を加速しています。一度なくなってしまった凍土は回復しません。また、ヒマラヤやアルプスの氷河が溶解したり、北極や南極の氷が溶けたりしています。そのため海面が上昇し、ポリネシアの標高0地点の島は、満潮時には家の中が水浸しになってしまいます。

このような問題も子ども達に伝え、地球温暖化の深刻さを考えてほしいと思いました。

開催する側もこのようなテーマを提示し、子ども達がより深く環境問題を考えていけるようにしてほしいですね。

練馬区地球温暖化対策地域協議会 会長 横倉 尚 氏

小・中学生共に作品数が増え、多くの生徒が環境に関心があるということで心強い限りです。特に、中学生については昨年よりかなりの応募があり、この取組みについても継続して努力していくことが、意味があることだと思います。

小学生作品へのコメント

普段の生活から、学校の授業の中から、気づいたり、考えたりした環境問題について様々な観点から捉えられており、また、おもしろく表現されていました。絵としても大変優秀な作品が多かったと思います。

作品としては、昨年起きた東日本大震災の影響か今年は、節電に関する作品が多かったようです。また北極の氷が解け、白クマやペンギンなど動物達が困っているといった状況を表現した作品も多く見受けられまし た。

その中で入選した作品は、描画力に加え、テーマや問題意識の表現の仕方など表現力にひと工夫あり、そこが入選したポイントとなりました。全体的に非常に素晴らしい作品が多く、今年は優秀賞は3点となりました。

中学生 入選作品へのコメント

中学生の方は、今年も最優秀賞作品がなく非常に残念な結果となりました。

テーマの選び方や、地球温暖化など環境についてのテーマや自分の問題意識のアピールの仕方に、一層の工夫が必要であると思いました。

学校で環境について勉強し実践していく中で、それぞれの問題意識や考えを深めていくと同時に、表現力を磨き、来年以降にまた挑戦していただきたいと思います。

こども・エココンクール 平成24年度実施結果

  • 募集期間:7月4日(水)から9月7日(金)
  • 応募数:754点(小学生28校・683点 中学生11校・71点)

審査経過

(1)一次審査:ねり☆エコ担当委員による審査
小学生95点、中学生63点を選定。

(2)二次審査:こども・エココンクール審査員による審査
小学生6点、中学生4点を選定し、役員会に推薦。

(3)最終審査:ねり☆エコ役員会にて二次審査の推薦に基づき決定。

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