区民・事業者・練馬区等がともに地球温暖化防止をめざす

スタート!エコライフ2023、こどもエコ・コンクール歴代最優秀賞作品展 in スタート!エコライフ2023 当日レポート

期間:令和5年2月4日(土曜)~14日(火曜)
場所:練馬区役所本庁舎1階アトリウム

 今年で8回目を迎えた「スタート!エコライフ2023」。今回は17の企業や区民団体、行政団体が出展しました。練馬区が昨年2月に表明した「ゼロカーボンシティ」の実現に向けて、省エネ・省資源・節電など環境に役立つ暮らしのヒントを紹介し、「私たち一人ひとりができることからはじめましょう!」と呼びかけました。

 来場者は熱心にパネルを読んだり必要なパンフレットを持ち帰ったりと、エコな暮らしへの関心の高さを感じました。

 同時開催した「こどもエコ・コンクール歴代最優秀賞作品展」では、第1回から第12回まで、延べ16,587作品の応募から選ばれた最優秀賞作品21作品を一堂に展示しました。

展示ブースレポート

おうちで省エネ「楽しく、お得で、快適に」

東京ガスネットワーク株式会社 東京東支店

 パネルでは「毎日の行動でできること」と題して、楽しく・簡単・おいしい「エコ・クッキング」をイラストを用いて提案しました。環境に優しく快適な暮らしを実現できる「家庭用燃料電池エネファーム」も紹介。「メタネーションとは?」という、都市ガスの脱炭素化の取組を紹介したパネルを興味深く見ていた女性は、「『メタネーション』なんていう言葉があるんですね。初めて知りました」と話していました。

太陽熱利用システム、もっと使おう太陽熱!

一般社団法人 ソーラーシステム振興協会

 太陽エネルギーの熱を利用してお湯を沸かしたり暖房したりすることができる太陽熱利用システムについて、費用対効果(光熱費とCO2の削減)を含めてパネルや配布用のパンフレットで紹介しました。太陽熱温水器工作キットの見本を展示し、協会のホームページのクイズに答えると、抽選で工作キットが当たることも告知。太陽熱利用での補助金情報などを掲載したパンフレットも配布しました。

練馬みどりの葉っぴい基金にご協力を!

練馬区みどり推進課 練馬みどりの葉っぴい基金

 「練馬みどりの葉っぴい基金」のキャラクター「ぴいちゃん」が目印のブースでは、牧野記念庭園書斎再現プロジェクト、(仮称)農の風景公園プロジェクトを紹介しました。あわせて基金の案内パンフレットをはじめ、過去のプロジェクトや活用実績などをまとめた「ニュースレター2022」を配布。光が丘の「四季の香ローズガーデン」の冊子は、持ち帰る女性が多く見受けられました。

環境にやさしい電車に乗ってCO2削減とエコライフ

西武鉄道株式会社 公益財団法人 ほほえみの森財団

 西武鉄道の車両における環境への取組をはじめ、西武鉄道が所有する「飯能・西武の森」の保全活動を豊富な写真とともにパネルで紹介しました。「飯能・西武の森」は、公益財団法人都市緑化機構が実施する社会・環境貢献緑地評価システム(SEGES)の最高位に認定されており、その認定証も掲示しました。ほほえみの森財団では、「自然環境との調和」がテーマの環境イベントなどを紹介。その中で、光が丘公園のバードサンクチュアリで2月25日に行う「野鳥観察」のチラシを興味深そうに手にしている男性の姿がありました。

地球温暖化対策は家庭から

練馬区環境課

 練馬区は、2050年の脱炭素社会の実現に向けて、令和4年2月「ゼロカーボンシティ」を表明しています。「練馬区の温暖化対策は家庭から」と題したパネルで、区内の二酸化炭素排出量の半分以上は家庭部門から排出されている現状を知ってもらい、家庭での取組の重要性を訴え、家庭でできる省エネの取組などを紹介しました。また、冬の電力不足が懸念されていることから節電を呼びかけ、家庭でできる節電のポイントを紹介。「HTT(H減らす、T創る、T蓄える)」をキーワードに、東京都が推進する節電の取組を紹介したほか、HTTの紙包装ポケットティッシュやパンフレットを配布しました。

電気は正しく安全に

一般社団法人 関東電気保安協会

 「2月は電気の上手な使い方推進月間です」と書いた「安全エレちゃん」ののぼりが目を引くブースでは、協会の案内や省エネ家電の選び方、災害に備え「避難時にはブレーカーを切りましょう!」「電気機器の近くには花瓶や水槽を置かない!」といった注意点をパネルで展示しました。「家庭からはじめる電気の安全と省エネルギー」と題したパンフレットをはじめ、2023年カレンダー、ウエットティッシュやミニクロスを配布しました。

再生エネルギーの普及拡大、ご家庭でできる省エネを紹介

東京電力パワーグリッド株式会社 荻窪支社

 電気を効率よく使うヒートポンプ機器や、「これからの暮らしは、クルマも電気」と、環境に優しいスマートな暮らしの提案をパネルで行いました。また、東京電力グループの環境への取組として、火力発電において熱効率を向上させることでCO2の排出抑制に寄与していることをわかりやすく紹介しました。家庭で取り組める「省エネ・節電 お役立ち情報」をキッチン編、リビング編、洗濯・掃除・お風呂・トイレ編に分けたチラシを配布しました。

練馬区立南田中図書館の紹介

南田中図書館

 南田中図書館は、環境に配慮した図書館として平成21年に開館しました。パネルでは、太陽光発電をはじめ、打ち水や緑のカーテンなど館での環境への取組や、自然塾や映画会など環境や自然科学に関連したイベントを紹介しました。配布していた「南田中図書館だより2月号」には、おすすめの資料の紹介とともに、「ウールの靴下」を愛用しているというコラムが寄せられました。

油・断・快適!下水道 下水道に油を流さないで!

東京都下水道局西部第二下水道事務所

 「油・断・快適!下水道 下水道に油を流さないで!」をテーマに、家庭で油などを排水する際に与える影響や、環境を守るために油汚れはそのまま洗わずに「ふき取る」「吸い取る」「使い切る」ようにとアピール。「台所は川や海とつながっています」と、その重要性を訴えました。特に目を引いたのが、油が詰まってしまった下水道管の展示物で、興味深そうに中を覗き込んでいる来場者の姿がありました。

練馬区の資源・ごみの分け方と出し方

練馬区清掃リサイクル事業(清掃リサイクル課・清掃事務所)

 可燃ごみ(もやせるごみ)、不燃ごみ(もやせないごみ)、資源(リサイクル)をイラストにしてわかりやすく紹介。「リチウムイオン電池からの火災が増えています!」と題したパネルでは、電子たばこや加熱式たばこ、モバイルバッテリーなどリチウムイオン電池を含む製品は不燃ごみにするよう普及啓発を行いました。最新の「練馬区資源・ごみの分け方と出し方」の冊子を配布し、持ち帰る人も目立ちました。

練馬区立リサイクルセンター事業の紹介

練馬区立リサイクルセンター

 練馬区立リサイクルセンターは、区内に4か所ある環境・リサイクル学習の拠点施設。パネルではリサイクルセンターの地図とともに、広報誌「ゆずりは」の最新号をパネルにして、特集記事の「地産地消」をはじめ、地域に根ざした各センターの取組を紹介しました。また、「ゆずりは」のバックナンバーや子ども向けの講座のチラシも配布しました。関町リサイクルセンターで廃材で作ったという、ボールを上から入れて遊ぶ展示物も印象的で、実際に試した男性は「うまくできていますね」と話していました。

減らせごみ開け未来 ー家庭で出来るエコ活動ー

ねりま・ごみフォーラム

「減らせごみ!開け未来」と題したパネルでは、「家庭からのごみ減量の究極は?買いすぎない!!食べきりが大切!」と呼びかけました。また、地元産のものを買うことで、焼却や運送の燃料を削減しCO2の発生抑地制ができる「産地消のすすめ」、生ゴミを回収に出さずに堆肥として使用するなど、家庭でもできるエコ活動をパネルで紹介しました。ねりま・ごみフォーラムの地場産野菜の販売、なべ・フライパン回収などの活動内容を記したチラシを配布しました。

23区の清掃事業~循環型社会の形成に向けて

東京二十三区清掃一部事務組合

 区内に2か所(練馬と光が丘)ある清掃工場の様子や見学コースでは見ることができない煙突からの風景などをパネルで紹介しました。23区のごみと資源の流れ、清掃工場の仕組みと環境対策、海外のごみ問題の改善に協力している国際協力事業などをパネルで紹介しました。配布している各種パンフレットの中には、2022FIFAワールドカップカタール大会での環境への取組についての読み物もありました。

ごみのなかにあるたくさんの資源を見てみよう

練馬区資源循環センター

 パネルでは資源循環センターの活動内容を紹介。収集した粗大ごみの中からまだ使える家具類を簡易補修・清掃をして、区内4か所のリサイクルセンターへ搬送(リサイクルセンターが販売)していること、不燃ごみの中から金属や小型家電製品を取り出して有効利用していることなどを現場の写真を用いながら伝えました。また、粗大ごみの収集の申込方法や料金表のチラシなどを配布しました。

自転車で楽しむエコなマイクロツーリズム

公益財団法人 練馬区環境まちづくり公社 自転車事業課

 家庭で排出するCO2の22.7%が自動車利用からとし、「楽しく!ヘルシーに!自転車を使って、CO2を削減しよう!」と提案しました。パネルでは、「ねりコレ」掲載店など区内の魅力的なスポットを楽しくめぐりながら、エネルギーの削減ができる「マイクロツーリズム」を紹介し、「スタッフのおススメコース」を地図とともに紹介しました。「ねりコレ2022」の冊子をはじめ、シェアサイクルのパンフレット、小物入れなどを配布しました。

温暖化防止に私たちができること

ねりまエコ・アドバイザー協議会

 「温暖化防止のためにわたしたちができること」「温暖化防止のために区・事業者が協働して取り組んできていること」と題してパネルで紹介しました。日常生活の中でできることとして、節電やごみの減量、緑を育てること、マイボトルや公共交通を活用しよう!などと呼びかけました。ねりまエコ・アドバイザー協議会の講師派遣や学校支援プロジェクトなどの活動内容を紹介したチラシを配布しました。

二酸化炭素を減らすカギは家庭にあり!

ねり☆エコ(練馬区地球温暖化対策地域協議会)

 「二酸化炭素を減らすカギは家庭にあり!」と題して、ねり☆エコホームページコンテンツ「ねりまのエコ暮らし帳」から、キッチン編、リビング編、お風呂編、トイレ編、建物編に分けて、家庭の省エネポイントをパネルで紹介し、「できることから始めましょう」と呼びかけました。また、ねり☆エコオリジナルの省エネ啓発動画をモニターに流して、視覚的にもアピールしました。省エネのポイントを紹介した各種パンフレットやチラシ、紙筒の色鉛筆などを配布しました。

こどもエコ・コンクール歴代最優秀賞作品展 in スタート!エコライフ2023

 今年度で12回目を迎えた「こどもエコ・コンクール」。ねり☆エコ主催の本コンクールは、毎年夏休みに、練馬区内の小学3年生から6年生と、中学1年生および2年生を対象とした地球環境に関する絵のコンクールです。今回は、小学生部門・中学生部門の歴代の最優秀賞作品を展示しました。

 「つい自分の母校を探してしまう」と話す男性は、作品をじっくり見ながら「小学生や中学生が描いたとは信じられない。本当に上手です!」と感嘆の声を挙げていました。女性の来場者も「子どもの時から環境について考えることが大切ですね」「子どもたちが環境について深く考えていることが伝わってきます」と話していました。「第12回こどもエコ・コンクール」の小学生部門、中学生部門の最優秀賞の絵を表紙にしたノートを配布しました。

→過去のスタート!エコライフの当日レポート
→過去のこどもエコ・コンクールの入賞作品

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