区民・事業者・練馬区等がともに地球温暖化防止をめざす

第15回(令和7年度)こどもエコ・コンクール結果

第15回こどもエコ・コンクールにたくさんのご応募をいただき、ありがとうございました。

入賞作品【小学生部門】入賞作品【中学生部門】概要審査員の紹介とコメント審査経過今後の予定

入賞作品

※各入賞作品はクリックすると拡大表示されます。

小学生部門

最優秀賞「地球の訴えに気付いていますか?」

高松小学校 6年2組
泉 怜毅(いずみ れんき)さん

【どんな思いで作品を描きましたか】

ぼくは地球温暖化の怖さをみんなに知らせたくて、この絵を描きました。ニュースで氷山がとけたり、大雨や暑い日がふえていることを知り、「このままだと大変なことになる」と思ったからです。
「ゆでガエル」理論という言葉は、カエルが少しずつお湯が熱くなっているのに気付かず、気が付いたらもう逃げられなくなるというストーリーが、今の地球にそっくりだと思います。だから、地球をお湯の中にいるカエルといっしょに描いて、「気付いたときにはもう遅い」ことを伝えようと思いました。
この絵を見た人が、「いま自分にできることをしよう」と思ってくれたらうれしいです。少しでも地球を守る人がふえるといいなと思います。

【受賞した感想】

まさか自分の絵が最優秀賞に選ばれるとは思っていなかったので、びっくりしました。文字のバランスや細かい部分まで時間をかけて描いたので、賞をもらえて自信がつきました。これからも絵やポスターで自分の思いを伝えていきたいです。

【審査員のコメント】

「ゆでガエル」という発想が面白いです。色使いや配色が他の作品とは違います。縁取りをして色を塗っているところも発想が違うと思います。絵も上手で、字もすごくきれいです。ネガティブなメッセージですが、絵としてはポップで、パッと目に入ってきて興味をそそる作品です。

優秀賞「地球加熱中」

大泉東小学校 6年3組
岡田 志織里(おかだ しおり)さん

【どんな思いで作品を描きましたか】

私はこの作品を見てもらった人に地球温暖化は身近な存在であると感じて欲しいと思っています。私たちの生活の中でも重要な食料が減っていく食糧不足や天気が急に変わる気候変動など、今では地球温暖化は私たちの近くにせまってきています。一刻もはやくこの現実に気づいてもらわないとと思った私は地球をフライパンに焼かせるなど身近なものを作品の中に登場させました。他にも私たちのせいで地球温暖化が進んでいることを知ってもらうため生ごみが入っている様子もかきました。私のさいぜんの地球温暖化対さくである「伝える」が効くとうれしいです。

【受賞した感想】

この作品をかくために、地球温暖化について調べたり、原因、解決方法、それから絵のこう図。1つの作品をかくためにたくさんの努力をしました。1からがんばった作品が受賞してとてもうれしいです。

【審査員のコメント】

まず色がとてもきれいです。地球が料理されてしまっている状況が、細かい部分まで丁寧に描かれています。構図もバランスが取れていて素晴らしいと思います。

優秀賞「温暖化がこわす未来」

開進第一小学校 3年3組
志田 一樹(しだ いつき)さん

【どんな思いで作品を描きましたか】

干ばつや台風がひどくならないようにしなくてはいけないと思いました。なので、干ばつや台風でこわれてしまった町のようすをかきました。

【受賞した感想】

この絵で、地球温暖化を止めたいです。炎のかたちをかくのがむずかしかったのでえらばれてうれしかったです。

【審査員のコメント】

小学3年生の絵として画力が高いと思います。水彩とマジックを使って丁寧に描かれています。男性のズボンのダブつきが不安感を象徴していたり、奥に描かれた景色も細かい部分まで、よく観察して表現されています。

入選「後戻りは出来ない世界」

豊溪小学校 6年2組
塩浦 和花(しおうら わか)さん

【どんな思いで作品を描きましたか】

今、私たちの生活の中の問題である、地球温暖化、気候変動、プラスチックごみなどによる海洋汚染、森林破壊、生物多様性の減少などにより、生態系への影響が大きくある中で私たち今、生活の中で出来ることはないのかを考えながらかきました。

【審査員のコメント】

色使いがきれいで、細かい部分がきちんと描けています。自分で作ったオリジナルの書体でレタリングも面白いです。隅々までこだわっているのが伝わり、力強い印象を受けます。

入選「未来へ飛び立とう」

仲町小学校 6年3組
石倉 芽依(いしくら めい)さん

【どんな思いで作品を描きましたか】

街をきれいにしようとしても環境はまだまだよくなりません。
しかし1人1人の気持ちは大切です。その気持ちが集まったものを虹色の鳥に例えて飛び立つとともに緑あふれる未来が広がる希望を表現しました。

【審査員のコメント】

鳥がいかにも飛び立っている感じがして、力強くインパクトがあります。絵にも、他の作品にはない独自性があります。直接的なメッセージが少ない分、絵でイメージを伝えることができています。

入選「私たちの未来はどっち」

谷原小学校 6年4組
寺平 莉菜(てらだいら りな)さん

【どんな思いで作品を描きましたか】

地球温暖化がこのまま進んでいってしまったらどうなってしまうのかな、と思いながらかきました。
左は人間も動物なども暮らしやすい環境で自然豊かな感じをイメージしながらかきました。
右は、地球温暖化が進み、気温が上がっていったことによって人間や動物などが暮らしにくい感じでかきました。
このまま地球温暖化が進むと異常気象もおきてしまうし、大変なので、この絵をとおして環境を考えることにつながったらよいなと思いました。

【審査員のコメント】

テーマ・構図は他にも多く見られるものですが、イラストが可愛く、細かい部分までよく描けています。同じモチーフが繰り返し対比されていて、わかりやすいメッセージだと思います。日傘など、身近なものをよく観察しています。

入選「覗くと見えるこの先の未来」

北町西小学校 6年1組
山田 葵(やまだ あおい)さん

【どんな思いで作品を描きましたか】

覗く=考える、今ここでこの先の未来について考え想像しないと、この先の未来は、今よりも大変なことになってしまう、というのを絵にしました。
覗くと未来がどうなっているのか…その未来を見て私達はどう思うのか。この先の未来が私の絵と同じようにならないように、どう行動すればいいのかを、この絵を見て考えてほしいなと思います。

【審査員のコメント】

覗く状況がよく表現されています。覗いた先がマイナスの世界で「こうあって欲しくない」という気持ちが込められています。また、宇宙から地球を見ている視点も面白いです。メッセージが問いかけになっているところも考えさせられる作品です。

入選「未来の外出は大変?」

開進第四小学校 5年3組
川原 宇史生(かわはら うしお)さん

【どんな思いで作品を描きましたか】

この作品は、夏お父さんが仕事でベストの空調服を着ているところを見て思いつきました。
このまま地球温暖化や大気おせんが進んで空調服を着ないといけない未来になってほしくないと思って描きました。

【審査員のコメント】

とにかくアイデアが抜群です。女の子のびっくりしている表情も面白いです。この1枚にストーリーが表現されていて、こんな時代が来るのかと想像してしまうような作品です。空調服の書き方も良いですし、ピンクの色合いも素晴らしいです。

入選「おきにいりをもちあるこう」

下石神井小学校 4年1組
梶田 悠(かじた はるか)さん

【どんな思いで作品を描きましたか】

環境をもっとよくしていくために自分に何ができるかを考え、こどもエコ・コンクールに参加しました。
私は動物が好きなので、自然をよくするために、また動物の命を救うことができたらいいなと思い、この作品を描きました。
この作品を見て、エコについて気にかけてくれる人が一人でも増えてくれたらうれしいです。

【審査員のコメント】

直接的な提案のメッセージがあるところが面白いです。水筒・箸・エコバッグが描かれ、「もちあるくとこれだけごみが減る」ことがわかりやすく表現されています。明るい色使いもきれいです。

入選「未来はキミが選ぶ」

石神井小学校 3年3組
柄澤 時人(からさわ ときと)さん

【どんな思いで作品を描きましたか】

ぼくは、地球環境に関することで、さまざまな問題がおこっていることを考えながらかきました。

【審査員のコメント】

左右で対比する構図は他にもありますが、この作品には、よく見るといろいろな要素がわかりやすく描かれています。色がきれいで、細かい部分の書き込みがとても丁寧にされています。キャッチフレーズの配置も他にはあまりないもので面白いです。

入選「ねりまやさいをまもろう!!」

石神井台小学校 3年1組
安藤 心春(あんどう こはる)さん

【どんな思いで作品を描きましたか】

練馬の野菜を守りたいという気持ちから始まりました。その気持ちからいろいろなアイディアがうかんできました。さらに、動物たちも練馬の野菜を食べて生きていけると考えて、絵に入れていきました。

【審査員のコメント】

文字が野菜で表現され、工夫されています。野菜の根っこやモグラが描かれ、地下の様子が伝わり、ストーリー性があって優しい感じがします。しっかり色が塗られた作品が多い中、色合いがハーフトーンで繊細な印象を受けます。楽しく描いたことが伝わってくる作品です。

中学生部門

最優秀賞「自然は君を守ってる」

開進第四中学校 2年A組
春山 わかな(はるやま わかな)さん

【どんな思いで作品を描きましたか】

木がある事で、地球環境への負荷が小さくなったり、土砂崩れを防いでくれるけれど、人間が森林伐採をする事で、木が減っていってしまっているということを伝えたくて、1つの大きな木だけを描きました。

【受賞した感想】

自分の描いた絵に込めた思いが伝わったら嬉しいなと思いました。

【審査員のコメント】

緑色だけでたくさんの色を使っていて、繊細できれいに描かれています。物語風で抽象的な印象です。レタリングもきれいです。今まで応募があった中でも反語で問いかけてくる作品はあまり無く、フレーズも面白いです。最優秀賞にふさわしい作品です。

優秀賞「地球はもろい。だから守ろう」

開進第二中学校 2年C組
渡邉 さくら(わたなべ さくら)さん

【どんな思いで作品を描きましたか】

シャボン玉は光を受けて輝きを放っていて、とてもきれいですが、少しの風や触れただけで簡単にこわれてしまいます。その姿がまるで今の地球のようだと感じました。温暖化や自然破壊などで、地球はどんどん傷ついてしまいます。だからこそ、私達で地球を守っていこうという思いをこめてこの作品を描きました。

【受賞した感想】

まさか受賞できると思っていなかったので、おどろきとうれしさでいっぱいです。この絵を見て少しでも行動を変えるきっかけになってほしいと思いました。

【審査員のコメント】

地球をシャボン玉になぞらえて、シャボン玉が割れる寸前だという状況や、透き通っている様子がよく描かれています。レタリングの塗り分けが細かくしてあるところもきれいです。文章は短く簡略化されていて、絵だけで伝えたいことが十分表現されています。

優秀賞「灼熱の時代にようこそ」

開進第三中学校 2年1組
藤田 蓮(ふじた れん)さん

【どんな思いで作品を描きましたか】

気象庁によると、2025年8月の日本の平均気温は29.6℃と観測史上最も高く、群馬県の伊勢崎市では8月5日に41.8℃と、最高気温の記録を更新するなど稀に見る猛暑でした。練馬も暑さで有名ですが、僕は8月の上旬に、これから活発に飛び回る予定だったにちがいない蜂が道路で干からびて死んでいるのを発見し、とても衝撃を受けました。その時の記憶をそのまま描きました。

【受賞した感想】

地球温暖化は、すでに世界的に様々な影響を与えていますが、それはどこか遠い世界の話ではなく、私達が住んでいる練馬の問題でもあるのです。明日の練馬の気温を50℃にしないために、ゼロカーボンを目指すべきなのは僕達自身なのだと強く思います。この絵をきっかけに誰かが地球のための一歩を踏み出してくれたら嬉しいです。

【審査員のコメント】

作品名とキャッチコピーどちらも面白く、言葉もユニークでパンチがあります。ミツバチが死ぬ寸前という状況を描くことで、うまく地球温暖化を表現しています。ハチの描き方も、生々しくないイラスト的なハチを描いたところや、羽根の透明感も素晴らしいです。

優秀賞「できること、たくさん集めてカーボンゼロに!」

開進第四中学校 1年C組
相澤 那月(あいざわ なつき)さん

【どんな思いで作品を描きましたか】

CO2をなくすのは簡単なことではなく、多くの人が多くの方法でゼロを目指していかなければ達成できないことであると考えました。同時に私自身が何ができるのだろうと考えて自分にもできることをたくさん集めて、たして、ゼロにするイメージを絵にしました。
繰り返しや積み重ねが必要なことにコツコツと取り組むことが、明るいクリーンなゼロにつながることを伝えられるように工夫しました。

【受賞した感想】

小学校の頃にエコ・コンクールに応募した時は図工の時間ですぐに完成させなければいけなかったので、もう少し調べたかったと後悔していました。今回は環境問題や自分にできることを調べて絵に取り入れることができたので、賞をいただけてうれしいです。

【審査員のコメント】

パッと見て力強い印象を受けます。文字と絵の組み合わせやバランスが素晴らしいと思います。画力があり、細かい部分も丁寧に描かれています。カーボンゼロの「0」がエコバッグの取っ手になっているというアイデアも光っています。

入選「環境が人々によって変化する」

光が丘第一中学校 2年2組
佐藤 なずな(さとう なずな)さん

【どんな思いで作品を描きましたか】

私はこの作品を通して地球の環境を汚しているのは、私達自身だということを伝えたいと思いました。
私はこの絵でごみによって汚染されている海の様子を描き、地球が人間の手に覆われて支配されていることを表しました。
現在は人間が地球を支配してしまっているように見えるけれど、本当は守ることも出来るはずです。この絵を見た人が環境について改めて考えるきっかけになれたら嬉しいです。

【審査員のコメント】

画力があることで、テーマをリアルに3次元的に表現していると思います。文字や背景の色使いも独創的で面白い作品です。紙全体を大胆に使った構図が上手です。

入選「みんなで楽しむ練馬区」

大泉第二中学校 2年B組
温 梓睿(おん じゆい)さん

【どんな思いで作品を描きましたか】

この作品では、みんなで練馬区をめぐり、楽しく活動している様子やみんな協力してより良い練馬区を作っていく様子を描きました。環境を大切にしたり、地域の人たちと助け合ったりしながら、明るく安心して過ごせる町にしたいという思いを込めました。

【審査員のコメント】

練馬区についての様々な要素を詳しく調べて盛り込んでいると思います。明らかに楽しんでいる様子が伝わります。一見シンプルですが、「練馬区」の文字に野菜を入れるなど細かな部分のアイデアが面白いです。

入選「北斎が泣いています」

大泉第二中学校 2年E組
川山 葵(かわやま あおい)さん

【どんな思いで作品を描きましたか】

1人1人が環境にやさしい生活をすることを心がけて、葛飾北斎が描いたきれいな海にしていきたいという気持ちをこめました。

【審査員のコメント】

元々ある絵を自分の発想に取り込むというのは、これまでの応募作品には、あまりありませんでした。よく思いついたと思います。今後、コンクールに応募される方が影響を受けるような作品ではないかと思います。キャッチフレーズも面白くユニークです。

入選「地球を救う最後のチャンス」

谷原中学校 2年A組
林 芷瑩(りん ずーいん)さん

【どんな思いで作品を描きましたか】

地球温暖化が進む中、私たちは地球を守るために今できることを始めようという思いを込めて描きました。骸骨が木を植えているのは、汚れてしまった地球でも私たちが行動を起こせば未来を変えられる、新しい命が芽生える希望があることを伝えたいです。今がチャンス、みんなで行動し地球を守っていきたいです。

【審査員のコメント】

地球は朽ち果てそうになっているけれど、まだ希望が残されているというメッセージが強く伝わってきます。このコンクールでは今まであまり骸骨の作品は見たことがありませんが、柔和な表情が良いと思います。全体的に茶色の薄暗い色合いの中、緑色が鮮やかで印象的です。

入選「緑いっぱいの練馬」

谷原中学校 2年D組
栗山 咲優(くりやま さゆ)さん

【どんな思いで作品を描きましたか】

練馬は東京都の大都会の中なのに緑が沢山あり自然に囲まれています。春には桜、秋には紅葉など四季折々のものが楽しめる公園も多いです。また練馬大根や練馬キャベツといった特産物もあり私は緑いっぱいの練馬が自慢です。
そんな大好きな練馬をイメージして描きました。

【審査員のコメント】

「練馬」という文字の中に練馬にちなんだ景色を取り込んでいます。このような構図はこれまでの作品でもあまりなく新鮮で、色もきれいです。シンプルでメッセージ性があります。「見れば見るだけ見どころがある」そんな作品です。

入選「緑を守ろう!!」

関中学校 2年C組
碇谷 紗菜(いかりや さな)さん

【どんな思いで作品を描きましたか】

私は緑色が好きで、緑の多い練馬区に住んでいることもあり、「緑を守ろう!!」というテーマで作品を描きました。いろいろな緑色を使って、きれいで心地よい自然の雰囲気を表現してみました。これからも身近な「緑」を大切にしていきたいと思います。

【審査員のコメント】

デザイン性の高い作品です。端的な表現ですが、多彩なグリーンが盛り込まれていて、きれいに描かれています。シンプルですが、メッセージが明確に伝わってくるところも良いです。

入選「迫り来る危機」

開進第四中学校 2年B組
城田 菜々子(しろた ななこ)さん

【どんな思いで作品を描きましたか】

この絵は、ニュースで不法投棄の悲惨な映像を見たときに衝撃を受け、「不法投棄は美しい景色を破壊する」という事実を受け止めたことがきっかけで制作しました。この絵を見た人には「過去の不法投棄の積み重ねが、未来にどのような悲惨な景色をもたらすのか」という未来の姿を想像してもらいたいです。そして、「今の美しい景色を守りたい」という感情を抱いてほしいと思っています。

【審査員のコメント】

夜空に描かれたごみ袋の集合体が不安感をうまく表していると思います。夜の風景はたくさんのビルに灯る光が丁寧に描けていて、強くしっかりと伝わってきます。

入選「きれいな海を取り戻そう」

豊渓中学校 1年B組
杉本 綾音(すぎもと あやね)さん

【どんな思いで作品を描きましたか】

環境が悪くなっていくと、地球はどんどん変わっていってしまいます。特に環境の悪化が分かりやすいと思ったのが海で、色あざやかなサンゴや澄んだ海を取りもどしたいという思いで描きました。

【審査員のコメント】

ウミガメの頭の部分の描き方が細やかで、すぐにウミガメとわかります。ウミガメが白化したサンゴ礁で、間違えてビニール袋を食べている表現が上手です。上から光が当たっている海の中の様子や、生きているサンゴについても繊細に表現されていて、さわやかな印象を与えます。

入選「輝く未来をこの小さな瞳に」

石神井南中学校 1年1組
本田 雄嵩(ほんだ ゆたか)さん

【どんな思いで作品を描きましたか】

この絵は、「緑豊かな未来を守りたい」という思いから描きました。子供の絵に映る豊かな緑は、私達が守らなければならない自然であり、未来を表しています。地球温暖化が進み自然が失われていく未来ではなく、希望をつなげたいという思いを表現しました。
今を生きる自分達一人一人の行動が、この未来を守る力になるのだと思います。

【審査員のコメント】

子どもの瞳に木が映っている様子を描くことで、現在の環境問題と、将来にわたって子どもが大きくなっていくまでの時間の幅を捉えています。子どもが見ている景色を、目に映る緑だけで表現するアイデアが素晴らしいです。

入選「地球の期限は自分の行動」

開進第二中学校 1年B組
今野 陽愛(こんの ひなり)さん

【どんな思いで作品を描きましたか】

私たちは、無意識のうちにも日常生活や行動の中で地球温暖化を進めてしまっていると思っているので、そのような生活や行動を保存方法に例えて、このままで良いのか、どうしていけば良いのかを沢山の人に改めて考えてほしいと思い、作品を描きました。

【審査員のコメント】

よく見ると「要冷蔵」や、消滅期限「50億年」と書いてあり、地球の保存方法に注目するアイデアが面白いです。客観的に問題を捉え、アイデアをうまく描いた作品だと思います。画力があり、絵や色合いもきれいです。

第15回こどもエコ・コンクール 概要

目的

 こどもエコ・コンクールは、未来を担う子ども達が地球環境に関する絵を描くことによって、地球温暖化対策やエコへの関心を高めてもらうことを目的に実施しています。

対象

小学生部門:練馬区内に在住または在学する小学3年生から6年生
中学生部門:練馬区内に在住または在学する中学1年生および2年生

テーマ

次のテーマを参考に、地球環境に関するものであれば自由です。

  • ゼロカーボンシティ(二酸化炭素の排出量が実質ゼロのまち)
  • 守りたい練馬の自然
  • 自然エネルギーのあるくらし
  • 温暖化から美しい地球を守ろう
  • わたしのエコじまん

募集期間

令和7年7月21日(月・祝)~9月8日(月)

応募数

2,041作品
小学生部門:413作品(参加校58校)
中学生部門:1,628作品(参加校29校)

審査員の紹介とコメント

練馬区美術家協会 会長
島田 紘一呂 氏

 中学生部門は画力が高く見応えがありました。今年目立ったのは、特に小学生部門に文章が長い作品が多く、文章が長いと文章で説明してしまい、絵の表現が弱くなるので、絵である程度伝わるように表現できる方が良いと思います。これまでは地球が熱いとか、シロクマやペンギンが困っている、というような作品が多かったですが、今回は「空調服」や「ゆでガエル」のような、これまでにない新しいアイデアの作品が集まりました。今後も楽しみにしています。


島田 紘一呂 氏
練馬区立美術館 学芸員
木下 紗耶子 氏

 実際に作品を見ると、皆さんが楽しんで描いたことや、思いついたアイデアを形にしていく勢いが伝わってきました。「ここは工夫したんだろうな」「ここは難しかったのかな」などと想像しながら審査をしました。エコというテーマから、どのように発想を広げていくのか、皆さんの独自の工夫がありました。選ばれたものは素晴らしかったですが、選ばれなかった方も、今後いろいろな発想でチャレンジしていくと、コンクール自体も活性化して、エコに対する関心も広がっていくのだろうと思いました。


木下 紗耶子 氏
練馬区地球温暖化対策地域協議会 会長
小口 深志 氏

 今年は昨年に比べてやや応募数が減りましたが、皆さん力作で今年も見甲斐がありました。特に中学生は小学生の4倍ほどの応募があり、選出するのに大変苦労しました。
 テーマは昨年と同様に「ゼロカーボンシティ」、「練馬の自然」、「自然エネルギー」、「地球温暖化」、「私のエコ自慢」などでしたが、最近の夏の異常な暑さのため、温暖化に関する作品が増えているような気がしました。
 地球が溶けるといった多くの作品の中には画力に目が引かれるものもあり、かたや、ひとひねりされたキャッチコピーで、「なるほど」と思わずうなってしまうようなオンリーワン的な作品もあり、とても楽しませていただきました。


小口 深志 氏

審査経過

(1)一次審査

令和7年10月3日(金)ねり☆エコ会員による審査
小学生部門87作品、中学生部門219作品を選定。

審査風景

(2)二次審査

令和7年10月24日(金)こどもエコ・コンクール審査員による審査
小学生部門87作品の中から、最優秀賞1作品、優秀賞2作品、入選8作品を選定。
中学生部門219作品の中から、最優秀賞1作品、優秀賞3作品、入選10作品を選定。
※入賞作品数は昨年度より、小学生部門:入選2作品増/中学生部門:優秀賞1作品増、入選3作品増

審査風景

(3)最終審査

ねり☆エコ役員会で、入賞作品を二次審査のとおり決定。
募集の詳細はこちらからご覧になれます

今後の予定

第15回こどもエコ・コンクール 作品展

日時:令和7年12月22日(月)~令和8年1月13日(火)8:45~20:00
   ※初日は13:00から。最終日は16:00まで。
   ※12月29日(月)~1月3日(土)は年末年始で閉庁のため展示は見られません。
会場:練馬区役所1階アトリウム

入賞作品をはじめ、小学生部門から約100作品・中学生部門から約200作品を展示します。

第15回こどもエコ・コンクール作品展 in 図書館など

図書館や地下自転車駐車場連絡通路などでの作品展も行っていく予定です。

開催が決まりましたら、このホームページ「お知らせ・最新情報」やXなどでお知らせいたします。
ぜひ見に来てください!

練馬区地球温暖化対策地域協議会より

 今回もたくさんのご応募をいただきまして、ありがとうございます。

 練馬区では、地球温暖化の原因となる二酸化炭素などの温室効果ガス排出量のうち、 家庭からの排出量が全体の半分以上を占めています。回を重ねるごとに、未来を担う多くの子ども達が地球温暖化や環境問題について真剣に考えて、関心を持つきっかけになっていると感じています。作品を描いたことをきっかけに、一人ひとりが身近な省エネ・節電やエコに取り組んでいっていただけたら幸いです。

 ご応募いただいた児童・生徒のみなさまをはじめ、ご協力いただいた保護者の方々、先生方、教育機関のみなさまに厚く御礼を申し上げます。

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