区民・事業者・練馬区等がともに地球温暖化防止をめざす

スタート!エコライフ2021夏、こどもエコ・コンクール歴代作品展 inスタート!エコライフ2021夏 当日レポート

期間:令和3年6月11日(金曜)〜15日(火曜)
場所:練馬区役所本庁舎1階アトリウム

 6月の環境月間に開催している「スタート!エコライフ」。昨年の「スタート!エコライフ」が、新型コロナウイルスの影響で今年1月に延期されたため、本年2回目の開催となりました。前回同様、感染防止対策としてブースに担当者を置かず、無人での展示としました。

 今回は企業や団体、練馬区など19の団体がブース出展し、環境にやさしい暮らしのヒントや区の環境への取組みなどについて紹介しました。おうち時間が増え、エコな暮らしや身近な緑にも関心が高まっており、パンフレットを持ち帰る来場者の姿がありました。

 同時開催した「こどもエコ・コンクール歴代作品展」は、昨年までの10回にわたる小学生部門、中学生部門の歴代の最優秀賞作品を一堂に展示しました。

展示ブースレポート

ずっと快適 もっと省エネ

東京ガス株式会社 東京東支店

 東京ガスグループのCO2を減らす取組みと地球にやさしい家庭用燃料電池「エネファーム」を紹介。「エネファーム」は、メーカーパンフレットを配布しました。また、CO2を減らす取組み事例として、ポリエチレン製ガス管の端材とともに、使用済ガス管を使った再生品のゴミ収集袋を展示・配布したところ、興味深そうに持ち帰る人が多くいました。

もっと使おう太陽熱

(一社)ソーラーシステム振興協会

 ソーラーシステム振興協会は、再生可能エネルギーである太陽エネルギーを給湯や暖房などに利用する「太陽熱利用システム」の普及に努めている団体。太陽熱利用システムの紹介と設置事例、国連の持続可能な開発目標(SDGs)に対する協会の目標をパネルで紹介しました。協会および会員のパンフレットを配布したほか、太陽熱温水器工作キットの見本を展示しました。

人と地球環境にやさしい電車に乗ってCO2の削減

西武鉄道株式会社、公益財団法人ほほえみの森財団

 車両の省エネ化、UVカットガラスや代替フロンを使用した空調装置など、鉄道車両における環境への取組みをパネルで紹介。西武鉄道が所有する「飯能・西武の森」の保全活動、公益財団法人ほほえみの森財団のイベントや地域貢献活動などを、多数の写真とともに紹介しました。また、「飯能・西武の森」のハイキングコースのパンフレット、「さいたま緑の森博物館」の散策マップや飯能・西武の森がある地元飯能市の地域情報パンフレットも併せて配布・紹介しました。

南田中図書館で行ったイベントの展示

南田中図書館

 南田中図書館は「環境」をテーマにした図書館。これまで開催した映画上映会「映像を通して環境を考える」シリーズ、大人と子どもが一緒に学ぶイベント「ワイワイ自然塾」や「ワンダーおはなし会」など、環境に関連するイベントのポスターやチラシを壁一面に掲示。また、ハーブ染のブックカバーなどワークショップでの作品を展示しました。最新の南田中図書館だより、7月25日まで開催する「第10回こどもエコ・コンクール作品展 in 南田中図書館」のチラシを配布しました。

電気自動車等を活用した、災害時の電源確保の取り組み

練馬区環境課

 災害時に、区民が所有する電気自動車などを避難拠点などで活用させていただく「災害時協力登録車制度」を写真やパネルを使って紹介し、協力を呼びかけました。一方、事業者との取組みでは、停電が発生した際に、事業者の電気自動車や充電スタンドを区が借り受ける協定を締結しており、事業者との共同訓練時の写真を掲示しました。また、「災害時協力登録者制度」のパンフレットをはじめ、再生可能エネルギー・省エネルギー関連の補助金制度のチラシを配布しました。

みどりを守る人を増やそう!

ガールスカウト東京都第172団

 ガールスカウト東京都第172団が、特定非営利活動法人みどり環境ネットワーク!と推進している「練馬のみどりを守る人を増やそう!」という、みどりと人と地域をつなげる活動をパネルで紹介。具体的には、剪定枝を活用した「みどりのリサイクル工作教室」、親子農業体験教室「ぶどう畑のミツオさん」、練馬の緑に触れて学ぶ「森のようちえん~身近なみどりで自然を体感!~」などの活動を豊富な写真とともに紹介しました。また、両団体の案内パンフレットや季刊誌などを配布しました。脱炭素チャレンジカップ2020ニトリ最優秀夢・未来賞受賞の報告もしました。

東京電力グループにおける環境への取り組み

東京電力パワーグリッド(株)荻窪支社

 風力発電、水力発電、メガソーラー発電など、日本のカーボンニュートラルに向けた東京電力グループの様々な取組みをパネルで紹介し、「カーボンニュートラルには電化がカギ!」とアピールしました。また、尾瀬の自然を守るための取組みを紹介したほか、冊子「尾瀬と東京電力」「ねえ、尾瀬のこと、教えてよ。」を配布。さらに、電気を効率的に使うための「省エネ」について紹介したリーフレット「Let’s省エネ!!」も配りました。

電気安全と身近な省エネ

(一財)関東電気保安協会

 8月の「電気使用安全月間」を啓発するうちわを配布。これから暑い夏を迎えるとあって、持ち帰る来場者が多くいました。パネルでは、地球にも家計にもやさしいエコライフを提案、省エネ家電の選び方や災害に備えた電気安全のポイントをアピールしました。また、「家庭からはじめる電気の安全と省エネルギー」のパンフレットを配布しました。

浸水ゼロ・安全・快適!下水道

東京都下水道局 西部第二下水道事務所

 パネルでは、「浸水ゼロ・安全・快適!下水道~みんなで備えて、浸水からまちを守ろう!~」と題して、浸水の備えを啓発。また、「あなたも狙われている!」という目を引くタイトルで、水道・下水道に関連する悪質訪問が多発している状況を伝え、注意喚起しました。降雨情報システム「東京アメッシュ」のスマート版の案内のほか、「下水道なんでもガイド」のパンフレットを配布しました。

食品ロス削減の取り組みと「練馬区資源・ごみ分別アプリ」

練馬区清掃リサイクル課

 「資源・ごみ分別アプリ」についてわかりやすくパネルで紹介。分別方法や収集日の確認、出し忘れを防止するアラート機能など便利な機能があること、日本語版に加え、外国語版のアプリがあることを案内しました。また、食品ロスの問題や食品ロスを減らすための4つの工夫を紹介したパネルも展示しました。「ひとしぼりにご協力を!生ごみの多くは水分です!」と写真付きで訴えました。

リサイクルセンター事業の紹介

練馬区立リサイクルセンター(関町・春日町・豊玉・大泉)

 区内4ヵ所のリサイクルセンターの地図とともに、活動をパネルで紹介。広報誌「ゆずりは」の最新号をパネルにして、特集記事のごみ分別の啓発や各センターでのごみの分別を推進する活動を紹介しました。「ゆずりは」は、バックナンバーを含めて配布したほか、リサイクルセンターの案内パンフレットや、春日町リサイクルセンターで今後開催される子ども講座の案内チラシを配布しました。

練馬区のごみ減量の取り組み

清掃事務所(練馬・石神井)

 資源・ごみに関するパネルを展示。可燃ごみと不燃ごみ、資源(リサイクル)をイラストでわかりやすく説明しました。小型家電回収の協力をアピールしたほか、粗大ごみを出すときの手順やごみを減らすための3つのR(リデュース・リユース・リサイクル)を紹介しました。また、冊子「資源・ごみの分け方と出し方」やその簡易版、子どもが楽しめる清掃車のペーパークラフトなどを配布しました。

生ごみ減量でエコライフ

ねりま・ごみフォーラム

 パネルでは、家庭からのごみ減量は「買いすぎない!!食べきりが大切!」と訴えたほか、生ごみは燃やさず土に返すことの提案。地産地消の大切さを知ってもらうためのツール「フードマイレージゲーム」の紹介、地元マルシェで生産者との顔の見える関係作りなど、誰にでもできる身近なエコ活動を、ねりま・ごみフォーラムの活動を写真付きで紹介しました。また、ねりま・ごみフォーラムの案内チラシを配布しました。

清掃工場と国際協力事業の紹介

東京二十三区清掃一部事務組合 練馬・光が丘清掃工場

 今年3月に竣工し、生まれ変わった光が丘清掃工場の紹介と見学コースの案内、東京23区のごみと資源の流れや清掃工場の仕組み、国際協力事業をパネルで紹介しました。また、光が丘清掃工場のパンフレットをはじめ、東京23区のごみ処理の現状をわかりやすく紹介した「ごみれぽ23 2021」と、その子ども版「ごみれぽ23Kids」などを配布しました。

粗大ごみの再使用、資源化への取り組み

練馬区資源循環センター

 パネルでは、資源循環センターの紹介、粗大ごみの収集について説明。また、「蛍光管資源化の流れ」をはじめ、粗大ごみの中から再使用可能な家具類を簡易修繕・清掃して販売する「粗大ごみの再使用事業」を現場の写真を使って紹介しました。粗大ごみの収集の申込方法や料金表のチラシなども配布。「古いミシンをどなたか使っていただける方に譲りたい」という女性が、ブースに足をとめていました。

むだなく むりなく 楽しく省エネ

ねりまエコ・アドバイザー協議会

 ねりまエコ・アドバイザー協議会は、「ねりまエコ・アドバイザー」が集まり、平成21年4月に、相互の協力と環境活動の推進のために結成された、区民による区民のための協議会。パネルでは、講師派遣や学校学習支援プロジェクトなどの活動内容を紹介。また、「むだなく むりなく 楽しく省エネ」をキャッチフレーズに、キッチンやリビング、夏の省エネポイント(技)を紹介、併せてリーフレットを配布しました。

練馬みどりの葉っぴい基金

練馬区みどり推進課

 練馬のみどりを未来へつなぐ「練馬みどりの葉っぴい基金」をパネルで紹介。寄付は選べる5つのコースがあり、応援を呼びかけました。葉っぴい基金のパンフレットや過去のプロジェクトの寄付状況などをレポートしたニュースレター、令和2年度にスタートした「みどりの活動団体登録制度」の案内チラシなどを配布しました。

自転車に乗って♥減るしー&エコライフ

(公財)練馬区環境まちづくり公社 自転車事業課

 練馬区の貸し自転車システムである「ねりまタウンサイクル」を案内・PRしました。自転車ならCO2排出量がゼロ、気になるカロリーも消費できると、効果をアピール。カラダにも地球にもやさしい「ご近所サイクリング」を提案し、モデルコースとともにパネルで紹介しました。ねりまタウンサイクルの利用案内パンフレットをはじめ、「はじめての自転車BOOK」「自転車安全利用五則」のチラシや啓発ティッシュ、ねり丸反射キーホルダーなどを配布しました。

知ってお得に!おうちでできる省エネのコツ

ねり☆エコ

 「知ってお得に!おうちでできる省エネのコツ」と題して、これから役立つ「エアコンの省エネ」をはじめ、「お風呂の省エネ」「トイレの省エネ」といった暮らしのシーン別のさまざまな省エネ・節約のコツをパネルとクイズで紹介しました。また、ねり☆エコのホームページで発信している、地球温暖化について楽しく学べる動画やe-ラーニングなども紹介。省エネ住宅やスマートライフの冊子なども配布しました。

こどもエコ・コンクール歴代作品展 in スタート!エコライフ2021夏

 昨年で10回目を迎えたこどもエコ・コンクール。ねり☆エコが主催する、練馬区内の小学3年生から6年生と、中学1年生および2年生を対象にした地球環境に関する絵のコンクールです。今回は、小学生部門・中学生部門の歴代の最優秀賞作品を展示しました。

 「この年齢でこれだけの絵が描けるなんて立派」「発想力がすごい」と、来場者は感嘆の声をあげて作品に見入ったり、「絵を通じて、小学生の時から環境問題について心がけるのは、大切なことですね」などと話していました。

→過去のスタート!エコライフの当日レポート
→過去のこどもエコ・コンクールの入賞作品

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