第6回(平成28年度)こどもエコ・コンクール結果
こどもエコ・コンクール入賞作品
審査の結果
小学生部門:最優秀賞1点、優秀賞1点、佳作4点、 審査員特別賞3点
中学生部門:最優秀賞1点、優秀賞1点、佳作4点、 審査員特別賞3点
小学生部門
最優秀賞「すみかを残そうプロジェクト」
高松小学校6年2組
前田 栞奈(まえだ かんな)さん
【どんな思いで作品を描きましたか】
すみかを無くし、人里に近づく動物達のニュースをよく見ました。動物達が集まり「すみかを残そうプロジェクト」を立ち上げ、みんなでポスターを描き、人々へ警鐘を鳴らしています。すみかを無くした動物達の立場になって、人間と共存できたらと思います。
【最優秀賞を受賞した感想】
昨年に続き、今年も最優秀賞をいただき、本当にありがとうございます。連続で受賞できるとは考えていなかったので、とてもおどろきました。描きたいイメージはすぐに見つかり、自分なりにていねいに心を込めて描きました。小学校生活の最後に素晴らしい賞をいただけて、とてもうれしいです。
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優秀賞「みどりのねりま」
早宮小学校4年2組
吉田 華乃子(よしだ かのこ)さん
【どんな思いで作品を描きましたか】
区役所の展望台から早宮の方角を見たことがあります。としまえんや木々の緑をたよりに早宮小学校や自分の家をさがしました。早宮小学校の周りには森や林、畑がひろがっています。今も未来も「みどりのねりま」だといいなという思いで、この絵を描きました。
【優秀賞を受賞した感想】
担任の先生から聞いた時は、すごくびっくりしました。長い夏休みの中で少しずつ描いて、ていねいに仕上げていきました。選んでいただき、うれしいです。どうもありがとうございました。
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佳作
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「未来に希望の種を」
練馬第三小学校6年2組
横井 祐希(よこい ゆうき)さん
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「みんなで楽しくみどりのカーテン」
早宮小学校4年3組
中野 優(なかの ゆう)さん
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「温暖化から地球を守ろう」
高松小学校6年1組
神立 遥香(かんだつ はるか)さん
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「私が守る自然」
東京学芸大学附属大泉小学校6年ふじ組
二木 日海留(にき ひかる)さん
審査員特別賞
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「緑のピースで、地球をまもろう」
石神井東小学校5年2組
熊谷 杏(くまがい あんず)さん
(島田 紘一呂氏 選)
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「赤い秋の風景」
早宮小学校5年2組
久保田 朋佳(くぼた ともか)さん
(若林 覚氏 選)
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「地球をいじめないで!」
早宮小学校3年2組
御園 順生(みその じゅんせい)さん
(横倉 尚氏 選)
中学生部門
最優秀賞「84年後の南極」
練馬東中学校1年5組
五月女 陽香(さおとめ はるか)さん
【どんな思いで作品を描きましたか】
未来の地球も今と変わらずに、自然あふれる美しいままでいられるようにするにはどうすればよいのか? という感じの物ではなく、変わらないように努力をしなければどうなるのか? それを見て、そうならないためには、私達は何をしなければならないのかを考えてもらえる物を描こうと思い、この絵を描きました。明るいけれど違和感があり、タイトル文字と「?」マークを入れたことを工夫しました。
【最優秀賞を受賞した感想】
出来上がった絵を父に見せたら、とてもおもしろいと言ってくれて、それだけでも十分満足していたのに、最優秀賞をもらえるなんて思っていなかったのでとてもうれしいです。
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優秀賞「こんな星宇宙にないでしょ?」
開進第四中学校1年A組
高松 里和(たかまつ りお)さん
【どんな思いで作品を描きましたか】
「地球温暖化」をイメージしたので地球が熱を出して氷で冷やしている感じにしました。周りの星は普通なのに、なぜ地球だけ…? この地球を救うのはあなたです!
【優秀賞を受賞した感想】
うれしいです! まさか受賞できるとは思っていなかったので、優秀賞を受賞できてよかったです。私のこの絵はがき作品を見て、地球を少しでもよりよくしてくれる方が増えれば良いと思います。ありがとうございました。
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佳作
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「こんな地球 美しいですか?」
光が丘第一中学校2年1組
福井 健太(ふくい けんた)さん
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「エコライフ」
北町中学校2年3組
加藤 勇志(かとう ゆうし)さん
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「活かそう 江戸の知恵」
練馬東中学校1年4組
桐越 肇 (きりこし ただし)さん
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佳作「please help us!!」
南が丘中学校2年A組
芝原 美律(しばはら みのり)さん
審査員特別賞
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「(2030年の)練馬の夜空」
北町中学校2年2組
香田 美唯那(こうだ みいな)さん
(島田 紘一呂氏 選)
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「都会も田舎も空は同じ」
南が丘中学校2年B組
畠中 優(はたけなか ゆう)さん
(若林 覚氏 選)
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「エコな心」
北町中学校2年3組
高山 采厘奈(たかやま さりな)さん
(横倉 尚氏 選)
審査員のコメント
練馬区立美術館 館長 若林 覚 氏
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若林 覚 氏
【小学生 入選作品へのコメント】
最優秀賞「すみかを残そうプロジェクト」
キャッチフレーズの「ぼくらのすみかを守って」は普通ですが、「ぼくらの動物や鳥たち」の絵が大変上手に描かれており、描かれた動物たちが「ぼくらのすみかを守って」と本当に異口同音に言っているように感じられます。審査員一致で最優秀賞に選ばれました。
優秀賞「みどりのねりま」
練馬ならではの表現がいいですね。練馬のキャラクター「ねり丸」がゴンドラを持ち、それに乗る少女はだいこんを持っている。練馬区の象徴である庁舎が緑の花園に囲まれていて、少女たちはいかにも楽しそうにしている。緑と自然環境あふれる練馬をうまく表現しています。
佳作
佳作の作品は、それぞれ個性的で、甲乙つけがたく、いい作品が選ばれたと思います。
審査員特別賞「赤い秋の風景」
絵がずば抜けて上手なわけではありませんが、素直に、かつ、自然に描かれていると感じました。人工的な色ではなく、あくまでも自然の色を守ろうという、色の観点で環境のエコに迫ったという点から、審査員特別賞に選びました。
【中学生 入選作品へのコメント】
過去5回審査員をさせていただいてきましたが、今年の中学生は、優れた作品が何点もあり、選考し甲斐がありました。
最優秀賞「84年後の南極」
「2100年の南極??」というキャッチフレーズが強烈で、この作品を一目見た時に「やられた」と思いました。2100年に南極がハワイのようになってしまうという衝撃的な変化を、言葉とビジュアルで一緒に表現している、そのショッキングさで、文句なしに最優秀賞に選ばれました。
優秀賞「こんな星宇宙にないでしょ?」
こんな広い宇宙の中で私たちの住む星、地球を大事にしましょう。という逆説的なアプローチがよかったと思います。ビジュアルは少しわかりづらいところがありましたが、南極と北極の氷、水をたたえた地球の魅力がうまく表現できていると思いました。
佳作
メッセージ性があり、言葉が優れた作品、絵が優れた作品と、それぞれ特徴を持った作品を選びました。
審査員特別賞「都会も田舎も空は同じ」
都会の空も田舎の空も同じ空です。都会の空も、いつまでも田舎の空のようにありたいものです、というメッセージが伝わってきます。そのメッセージ性で審査員特別賞に選びました。
練馬区美術家協会 会長 島田 紘一呂 氏
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島田 紘一呂 氏
小学生の作品は自分の気持ちを正直に出しており、中学生はテクニックもあって見応えがありました。 表現方法も昨年とは違った技法が出てきて、例えば同じ地球を描くのでも、真っ赤な地球だけではなく、溶けてきた地球であったり、今の地球は素敵だ! などバラエティーに富んでいて、いい傾向だと思いました。
また、目立ったのは洒落たキャッチフレーズが多く、キャッチフレーズで選んだ部分もあります。
【小学生 入選作品へのコメント】
最優秀賞「すみかを残そうプロジェクト」
この作品は、絵の具のチューブから出た色ではなく、色を自分で作りだして描いています。ぬり方も丁寧できれいです。絵が好きで上手な子の作品と感じました。テーマを動物に絞って人間が自然を汚さないでというメッセージを持った作品だと思います。
審査員特別賞「みどりのねりま」
練馬区の情景が描かれていますが、現在は庁舎の周りには素敵な森はないので、緑をどんどん多くして、住みやすい環境を作ってくださいということを表現した作品だと思います。
審査員特別賞「緑のピースで、地球を守ろう」
今年は審査員2回目になりますが、絵を分割しピースで描かれた作品は、昨年はなかったように思います。地球からピースが外れていて、みなさん地球にグリーンのピースをはめていってくださいというメッセージを感じました。
【中学生 入選作品へのコメント】
最優秀賞「84年後の南極」
「2100年の南極??」は、地球温暖化がどんどん進んでいくと氷も溶けて、ペンギンがフラダンスを踊る時代になってしまうのではないか。だからみなさん少し気をつけて、エコに力を注いでくださいというメッセージが込められていると思います。
優秀賞「こんな星宇宙にないでしょ?」
地球の他の作品は熱かったり、溶けたりという表現でしたが、この作品は「こんな素敵な地球なのだから大事にしてください」というメッセージが伺えます。作品を見た時に、器に盛られた氷アイスのようで、上が北極、下が南極の地球を大アイスにしておいしそうに見えました。
審査員特別賞「(2030年の)練馬の夜空」
とても悩んだのですが、キャッチフレーズがステキで、よく見ているとデザインもいいなあ~と思えてきました。今までこのような表現の仕方はなかったので最終的に審査員特別賞に選びました。
練馬区地球温暖化対策地域協議会会長 横倉 尚 氏
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横倉 尚 氏
今年は中学生の作品数が増え、小中学生共に力作ぞろいで、入選作の決定に審査で随分苦労しました。これは嬉しい苦労ですが、皆さんが強い関心や興味を持って、このコンクールに参加していることを実感しました。
どういった問題を、どういう視点で取り上げ、どう伝えるかという点でも、多様なテーマが取り上げられ、表現の仕方も様々です。
今回は、身近の練馬の環境に関心を持ち、日常生活の経験を通して地球温暖化を考え、これをテーマとして、それぞれの思いや問題意識を皆に伝えるといった作品が増えているように見受けられました。また、キャッチフレーズの内容や表現の仕方にも工夫があり、努力の跡がうかがえました。 小中学生の皆さんが、日々の学習や生活の中で、地球温暖化や環境問題についてそれぞれに問題意識を持って取り組んでいることを改めて強く感じた次第です。
【小学生 入選作品へのコメント】
最優秀賞「すみかを残そうプロジェクト」
発想がユニークでおもしろく、これを表現する絵も構図や色彩の点で大変優れた作品です。明朗さとていねいな描き方が印象的です。
優秀賞「みどりのねりま」
「ねり丸・区役所庁舎・みどりの森」といった区民になじみのある「三点セット」(?)で練馬の環境を表現した皆の共感を呼ぶ訴求力のある作品です。
佳作「未来に希望の種を」
画面一杯に子供、動物、草花がていねいに描き込まれたユニークな構図で、元気と楽しさが伝わってきます。
佳作「みんなで楽しくみどりのカーテン」
画面をフルに使って大胆に力強く表現した作品で、少女と猫の表情が微笑ましい作品です。
佳作「温暖化から地球を守ろう」
大胆な構図と限られた色を効果的に使って表現したインパクトのある作品です。
佳作「私が守る自然」
画面をうまく使って表現した大きな手と「私が守る」の一語とで強い思いが伝わってくる作品です。
審査員特別賞「地球をいじめないで!」
人間の活動によって温暖化が進む状況を、「地球をいじめる」という小学生らしい感性でとらえた作品で、アイデアのユニークさを評価しました。
【中学生 入選作品へのコメント】
最優秀賞「84年後の南極」
南国の明るく、陽気でのどかな風景かと思いきや、これが今世紀末の南極の風景であるとは! アイデアと表現力に優れたインパクトのある作品です。
優秀賞「こんな星宇宙にないでしょ?」
地球も宇宙の中の一つの星というスケールの大きな視点から地球温暖化をとらえ、これを表現したユニークな作品です。
佳作「こんな地球美しいですか?」
熱中症という身近な言葉で温暖化を表現しようというアイデアを迫力のある構図と配色で絵にした作品で、その印象は鮮烈です。
佳作「エコライフ」
画面一杯に描かれた透明感とさわやか感にあふれる図柄と配色から、シンプルながら説得力のある作品です。
佳作「活かそう江戸の知恵」
これまでの作品では見られなかった発想をベースにした、アイデアがユニークな作品で、工夫された表現のキャッチフレーズも印象的です。
佳作「Please help us!!」
構図や配色に優れたものがあり、画面全体がていねいに描き込まれている点も良く、一見して一群のペンギンの姿が目に焼き付けられる作品です。
審査員特別賞「エコな心」
キャチフレーズの「エココロ」、「みんなの少しが地球を変える」に工夫があり、素直でさわやかな絵とのバランスも良いことを評価しました。
審査風景
一次審査
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![](img/ecocon_sinsa04.jpg)
二次審査
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![](img/ecocon_sinsa06.jpg)
![](img/ecocon_sinsa07.jpg)
実施結果
募集期間
平成28年7月1日(金)~9月5日(月)
対象者
練馬区内在住または在学の小学校3年生~中学校2年生
テーマ
4つの中から1つを選択
- 楽しくできる身近なエコ
- エコな生活、2030年の練馬
- 「温暖化」から美しい地球を守ろう
- 残していきたい豊かな自然
応募数
1,236作品(小学生38校787作品 中学生14校 449作品)
審査経過
(1)一次審査
ねり☆エコ担当委員による審査
小学生76作品、中学生65作品を選定。
(2)二次審査
こども・エココンクール審査員による審査
小学生、中学生それぞれ入選候補6作品、合計12作品を選定し、役員会に推薦。
審査員特別賞として、小学生、中学生それぞれ3作品、合計6作品を選定。
※審査員特別賞は、各審査員が選定し決定した。
(3)最終審査
ねり☆エコ役員会にて二次審査の入選候補12作品を全て入選と決定した。