【リビング編】

　エアコンの使い方は、ご家庭の生活スタイルによって大きく差が出るように感じます。真夏や真冬は一日中エアコンをつけっぱなしのご家庭もあれば、できるだけエアコンの使用を控えているご家庭も。

　節約はしたいけど、無理をしすぎると夏は熱中症、冬は風邪を引いてしまうので注意が必要です。では、快適な室温を保ちつつ省エネ・節約するには…？

冷房時の室温は28℃、暖房時は20℃を目安に

　暖房や冷房の上手な使い方は『～すぎないこと』。『暖めすぎ』や『冷やしすぎ』に気をつけて設定温度は控えめに。例えば冷房の設定温度を27℃から28℃に1℃上げた場合、年間で約820円の節約。暖房の設定温度を21℃から20℃に1℃下げた場合、年間約1,430円の節約ができます（ページ最後に詳しく紹介しています）。設定温度を１℃変える、あるいは寝る前は少し早めにスイッチをオフにするなど、毎日のちょっとした積み重ねが大きな省エネ効果につながります。

冷房時の風向きは水平に、暖房時は下向きに

　冷たい空気は下に、暖かい空気は上にたまります。そこで、室内を快適な空調にするには、冷房時は風向を水平に、暖房時は下向きにしましょう。

　また、扇風機を併用して空気を循環させると、より効果的です。例えば、冷房の設定温度を26℃から１℃あげて扇風機を併用すると、室温は快適なまま９％の省エネになります。28℃にすればさらに省エネになります。

「エアコンの省エネ対策」の動画はこちら

令和５年３月29日更新