体験型講座「ゲームで学ぼう!私たちの食べ物と地球温暖化のつながり」当日レポート
日時:令和4年(2022年)7月30日(土)午前10時~正午
会場:ココネリ3階 研修室1
対象:区内在住・在学の小学4年生以上と保護者
定員:60名
講師:近藤 惠津子 氏(NPO法人コミュニティスクール・まちデザイン 理事長)
【プロフィール】
多摩南生活クラブ生活協同組合理事長、生活クラブ生活協同組合・東京副理事長などを歴任。この間、NPO法人アビリティクラブたすけあい理事、NPO法人東京ランポ理事などを経てNPO法人コミュニティスクール・まちデザイン理事長。栃木県フードマイレージ削減チャレンジ事業 審査委員長 、 農林水産省 国産農作物消費拡大事業のうち「和食」と地域食文化継承推進委託事業における地域検討委員なども歴任。
概要
「夏休み!ねりま環境まなびフェスタ」との同時開催で、体験型講座「ゲームで学ぼう! 私たちの食べ物と地球温暖化のつながり」を開催しました。当日は事前申込抽選の結果当選した区内在住・在学の小学4年生以上と保護者42名が参加しました。
講座の前半は「お買い物ゲーム」を通して、私たちが日ごろ食べている食材が世界各地からやってきていることを学びました。子どもたちはチームで協力して食材カードを集めて地図に貼り付けました。大人は各食材の輸入量について一番多い国を考えました。参加者からは「知らなかった」という声が聞かれました。
後半はクイズを交えながら、「食料自給率」「バーチャルウォーター(※)」「フードマイレージ(※)」「地産地消」「食品ロス」をキーワードに、日本の食べ物の現状を学びました。
自給率が低く輸入に頼っている日本にはバーチャルウォーターがたくさんあり、世界の水不足にも無関係ではないということを知りました。輸入量が多いということはフードマイレージが高く、石油をたくさん使い、それだけ二酸化炭素も排出し地球温暖化を進める原因になっています。
講座の最後には参加者自身が「わたしの決意表明」を考え、さまざまなアイディアが発表されました。
※バーチャルウォーター
食料を輸入している国が、その食料を自国で生産した場合に必要となる水の量
※フードマイレージ
食料が生産地から食卓に並ぶまでの輸送にかかった距離のこと。食料の輸入量(t)×運ぶ距離(km)で算出
※体験型講座「ゲームで学ぼう!私たちの食べ物と地球温暖化のつながり」の講座内容の記録部分、および当日録画した動画の配信は終了しました。
会場の様子
「夏休み!ねりま環境まなびフェスタ」と同時開催
参加者の声
- 学校で配布されたチラシを見て申し込みました。ちょっと難しいけど楽しい。(小学4年生)
- なんとなく興味があったから受けてみました。(小学6年生)
- 内容は難しくはないです。面白いです!(小学5年生)
私たちの食事が地球環境に影響を与えているということを知り、「地球にやさしい食べ方のために地産地消に取り組みましょう」という提案を、身近な課題として捉えることができました。ゲームでは、子どもたちが少し難しい内容にも楽しく取り組んでいる様子が印象的でした。大人の方も新しい発見があったのではないでしょうか。