ミニコーナー【知っておくと便利・おトク情報】

環境にやさしい製品選びの目印!環境ラベル

 「環境に興味はあるけれど、何から始めたらいい?」
 「地球を守るために何ができるかな?」

 そんなときに、楽しく簡単にできる、環境にやさしい製品選びの目印となるのが「環境ラベル」です。

 製品・サービスが生まれてから廃棄されるまでに、環境への負荷低減にどのように役立つのかを教えてくれるマーク。製品や包装などに付いているので、環境にやさしい製品・サービスを選ぶときに、ぜひ参考にしてください。

 環境ラベルは大きくいくつかの種類に分類されます。

国や第三者機関、事業者団体の取り組みによる環境ラベル

国や第三者機関、事業者団体が製品などのライフサイクルを基準に認証したシンボルマーク

  • 例:「エコマーク」(公財)日本環境協会

作る時、使う時、捨てる時に環境への影響が少なく、環境保全に役立つ製品・サービスに付いているマーク。「私たちの手で地球を、環境を守ろう」という願いを込めて、「環境(Environment)」および「地球」(Earth)の頭文字「e」を表した人間の手が、地球をやさしく包み込んでいる姿をデザインしたもの。

事業者の自己宣言による環境ラベル

事業者自らが、製品・サービスにおける環境改善を市場に対して主張し、宣伝広告に適用され、第三者による判断は入らないマーク

製品・サービスの環境負荷を定量データで示す環境ラベル

製品・サービスの製造から使用、廃棄に至るライフサイクルの各段階で、環境負荷のデータを定量的に示すマーク

  • 例:「エコリーフ」「SuMPO EPD」(一社)サステナブル経営推進機構

製品・サービスの資源採取から製造・組立、物流、使用、リサイクル・廃棄の全ライフサイクルステージの環境負荷が定量的にわかるマーク。登録・公開となったものは、エコリーフのURLと製品登録番号から製品環境情報を見ることができる。

※2024年4月~「SuMPO EPD」という名称・マークに変更。「エコリーフ」も2030年3月まで有効。

リユース・リサイクルのための表示、識別表示マーク

使用した製品の分別に役立ち、素材を見分けるための識別表示マーク

  • 例:「紙マーク(紙製容器包装)」紙製容器包装リサイクル推進協議会

紙箱、紙袋、包装紙、紙カップ、アルミ付飲料用紙容器など主に紙製の容器や包装についているマーク。このマークがついているものは製紙原料の貴重な資源となるので、家庭から出すときは、お住まいの自治体のルールに従って出してください。

※段ボールやアルミを使用しない飲料用紙容器(牛乳パックなど)はこのマークから除きますが、別のマークでリサイクルしています。

 見たことのあるマークはありましたか?これらに分類されない環境ラベルもたくさんあります。国内の主な環境ラベルは、環境省HPの「環境ラベル等データベース」に紹介されていますので、ぜひご覧ください。

 日々の買い物で、環境ラベルを見ながら、リサイクルのしやすさなど、環境にやさしい製品・サービスを選ぶことが、地球環境を守ることにつながります。

 限りある資源を大切に使って、次の世代に引き継ぐために、今日からでもすぐにできる地球にやさしいアクションです。

出典)環境ラベル等データベース(環境省)、エコマーク事務局((公財)日本環境協会)、
   エコリーフ環境ラベル、SuMPO EPD((一社)サステナブル経営推進機構)、
   紙製容器包装とは(紙製容器包装リサイクル推進協議会)
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