ミニコーナー【あなたの省エネ節約度チェック!】

家電製品の消費電力量を見える化する「簡易電力量計」

 家庭からの二酸化炭素の排出量を燃料種別で分けると、何が一番多いと思いますか?
 半分近くが電気からです。家庭での二酸化炭素の排出量を減らすカギは、電気の使用量を減らすことです。

出典)温室効果ガスインベントリオフィス
   全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイトより

 家庭の電気の使用量は、一つひとつの家電製品の使用量が合わさったものです。どの家電製品がどのくらいの電気を使うのかを分かっていれば、どこでどのくらい省エネができるかが分かります。

 そこで、家電製品の消費電力(W)や消費電力量(kWh)、CO2排出量、電気料金等を測ることができる「簡易電力量計」をご紹介します。

 家電製品のプラグとコンセントの間に接続して、個別の家電製品の消費電力量等を測ることができます。

簡易電力量計

 家電製品ごとに消費電力は違います。さらに、多くの家電製品は、強弱や温度設定などのモードによって、消費電力が変化します。

 例えば、機種によって様々ですが、ドライヤーには、「ターボ(高温)」「セット(低温)」「コールド(送風)」等があり、それぞれの消費電力を測ってみると、「ターボ(高温)」は約1200W、「セット(低温)」は約400W、「コールド(送風)」は約40Wというふうに、モードによって消費電力が違います。

 では、省エネにするにはどうしたらよいでしょうか?

  • ドライヤーを使う前に、吸収力の高いタオルでしっかりと髪の水分を拭き取ることで、ドライヤーの使用時間を短くできます。
  • 消費電力の大きい「ターボ(高温)」だけを使用するのではなくて、ある程度髪が乾いたら、消費電力の小さい「コールド(送風)」に切り替えると、髪も傷まず、消費電力量も抑えられます。

 省エネは、『いかに消費電力を小さく、使用時間を短く』を考えるのが基本です。いろいろと工夫して、楽しみながらエコな暮らしを実践してみましょう!

※天井照明や200Vエアコン等、個別に測ることができない家電製品には、分電盤につなげるクランプ式の電力量計で、家全体や電気回路ごとの消費電力量等を測ることができます。

令和5年12月7日更新

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