季節ごとのちょっとした暮らしの工夫
-暑い季節編-

家で過ごすとき、家電製品に加えてちょっとひと工夫することで、暑い季節はより涼しく過ごすことができます。
打ち水で気温も気分も涼やかに
日本では昔から、夏をできるだけ涼しく過ごす工夫がありました。風鈴をつるしたり、うちわを使ったりと、風情も感じられます。
そのひとつに「打ち水」があります。家のまわりに打ち水をすると、水が蒸発するときに周囲から熱を奪っていくので、気温が下がります。コツは日の高くない朝か夕方に撒くこと!植物への水やりも打ち水の効果がありますね。水はお風呂の残り湯などを使うとさらにエコです。

練馬区では、7月~8月に「ねりま打ち水大作戦」として、~おうちで打ち水をやってみよう!~と呼び掛けています。電気などのエネルギーを使わずに、涼しさを感じることができて、省エネや節電にもつながります。実際に、打ち水の効果を測ることができる「放射温度計」の貸出しも行っています。
※くわしくは、こちらをご覧ください。
おうちで打ち水やってみよう!

窓への遮熱、大切です
家の断熱や気密に関する調査では、「冷房時に窓やドアなどの開口部から入ってくる熱は73%」と言われています。
そこで、夏は、窓の外のすだれやオーニング(布製の日よけ)、ゴーヤやヘチマなどの「みどりのカーテン」が効果的!窓から入る日光を、外側から遮るようにすると、室内への熱の侵入をグンと減らし、室温の上昇を抑えられます。
※くわしくは、建物編 暑さ、寒さは窓から をご覧ください。
涼しい素材の服で体感温度をダウン
服の素材は、汗を吸収して、通気性の良い綿や麻がおすすめです。冷房を適切に使いながら、涼しい素材の服で体感温度を下げて、暑い季節を快適に過ごしましょう。
出典)省エネ建材で、快適な家、健康的な家(一般社団法人日本建材・住宅設備産業協会)、
家庭の省エネハンドブック2024(東京都環境局気候変動対策部家庭エネルギー対策課)
家庭の省エネハンドブック2024(東京都環境局気候変動対策部家庭エネルギー対策課)
令和7年7月9日更新