季節ごとのちょっとした暮らしの工夫-寒い季節編-
家で過ごすとき、家電製品に加えてちょっとひと工夫することで、寒い季節をより省エネで暖かく過ごすことができます。
暖かいルームウェアや小物で体感温度UP
寒い季節は、暖房の設定温度を 1℃上げる前に、部屋で快適に過ごすためのルームウェアや小物を取り入れてみてはいかが?
厚手の靴下をはく、カーディガンをはおる、ひざかけを利用するなど、ひと工夫してみましょう。ルームソックスは、保温性や履き心地、デザイン性に優れたものが多く、冬のちょっとした贈り物にも喜ばれそうです。
着るもので効率よく身体を温めるには 3つの首(首・手首・足首)が大切です。これらは皮膚が薄く、温めるとその皮膚下を流れる血流も同時に温まり、その血流が身体全体に流れることで、身体全体が温まると考えられています。タートルネック・ハイネックの洋服やレッグウォーマーなどが効果的です。
素材は、ウールや絹が保温性に優れています。冬は、着ぶくれする季節ですが、薄い衣服の「重ね着」もおすすめです。空気の層ができると、空気は熱伝導率が低いので、高い断熱効果を発揮してくれます。
※参考に、体と心と地球に優しいファッション~四季おりおりの賢い着こなし~(ねり☆エコ)をご覧ください。
日本で昔から愛用されてきた「湯たんぽ」も寒い季節に活躍します。電源不要でどこへでも持ち運びできるので、布団の中だけでなく、リビングでくつろいでいる時や屋外でのキャンプにも便利です。肌や空気が乾燥しないのもいいですね。
また、温かい飲み物を飲むと、血行が良くなって、内側から体を温められます。その温度や香りなどで気分も和らげてくれるので、心も体も温まりますね。
窓へのひと工夫も大切
家の断熱や気密に関する調査では、「暖房時に窓やドアなどの開口部から外に逃げる熱は58%」と言われています。そこで、家で暖かく過ごすには、窓に厚手のカーテンを長めにつける、断熱シートを貼るなど、冷たい外気が室内に入らないようにするのがポイントです。
※くわしくは、建物編 暑さ、寒さは窓から をご覧ください。
暑い季節のちょっとした暮らしの工夫は、-暑い季節編-でご紹介しますので、乞うご期待!
家庭の省エネハンドブック2024(東京都環境局気候変動対策部家庭エネルギー対策課)
エアコン(2.2kW)の暖房設定温度を21℃から20℃にした
(外気温度6℃、使用時間:9時間/日)
年間削減使用量:電気約53.08kWh、CO2約25.9kg
年間節約料金:約1,650円