【リビング編】

「エアコンの省エネ~小技編」
part2 室外機

 エアコンの省エネ~小技編part2では、見過ごしがちなエアコン室外機についてご紹介します。

夏場は直射日光を避け、風通しのよい日陰に置く

 熱は高いところから低いところへ移動する性質があります。この性質を使って稼働しているのがエアコン。室内機(室内に設置されているエアコン)と室外機はパイプでつながれていて、夏場は室内機から送られてきた部屋の熱を室外機が排出し、冬場は室外機から取り込まれた大気中の熱を圧縮して室内機へ送ることで部屋を暖めています。

 でも、夏場に室外機や室外機周辺の温度が上がってしまうと、十分に熱を捨てることができなくなり、電力を浪費してしまいます。エアコンを効率よく稼働させるには、室外機に直射日光が当たらないようにしましょう。逆に冬場は、室外機をできるだけ温かい場所に置きましょう。

 直射日光を避ける方法として、すだれなどで室外機を囲う方法もありますが、ゴーヤやアサガオなどの一年草でつくる「みどりのカーテン」は、夏は葉が茂って日陰をつくり、冬は枯れて日が当たるようになるので理にかなっていて、おすすめです。

室外機の周りにはものを置かない、囲いをしない

 こんな面白いデータがあります。

 室外機に「囲いあり」「囲いなし」の場合のエアコン運転効率度を比較したグラフ。冷房時・暖房時ともに、「囲いあり」は運転効率がダウンしていることがわかります。室外機まわりの空気の流れを妨げると、エアコンの効率が悪くなるためです。「室外機の周りは、植木や物などで空気の流れを妨げないよう、すっきりキレイにしておくことが大切」なようです。

 室外機を直射日光から守るために設置した囲いが、逆効果になってしまうこともあるとは!要注意ですね。囲いは、空気の出入りを妨げないよう、ある程度室外機から離して設置することがポイントです。

「エアコンの省エネ対策」の動画はこちら

室外機編

令和5年3月29日更新

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