自転車に乗って♡
減るしー&エコ!ライフ
場所
ねりまタウンサイクル
自転車駐車場
お話を伺った人
練馬区環境まちづくり公社 自転車事業課
自転車駐車場係
沼田安香さん
練馬春日町タウンサイクル管理長
堀内玲治さん
主なエコな取り組み
- ねりまの散歩道 ご近所サイクリング版
- 自転車をシェアして使うねりまタウンサイクル
- ソーラー時計や壁面緑化など
自転車は地球にもカラダにもやさしい乗り物!
自転車は移動時のCO2排出ゼロ、さらに運動不足の解消にもなり、まさにエコでヘルシーな乗り物ですね。練馬区内の公共自転車駐車場と、貸し自転車(レンタサイクル)の「ねりまタウンサイクル」を管理運営する練馬区環境まちづくり公社自転車事業課は、「自転車に乗って♡減るしー&エコ!ライフ」の普及に努めています。
まず、自転車と他の乗り物のCO2排出量を比較してみましょう。
*1km移動する際に排出される一人あたりのCO2排出量
自家用車133g/バス54g/電車18g/自転車0g(国土交通省ホームページより)
*サイクリングで消費するカロリー
運動強度を示すMETs(メッツ)という単位を使って計算します。
5kmサイクリングするのに必要な時間は0.55時間。サイクリングのMETsは3.5。消費エネルギーの基本係数は1.05。これらを体重50kgの人に当てはめた場合。3.5METs×50kg×0.55時間×1.05≒101Kcalとなります。これはミニ缶(250ml)のビール約1本分に相当するんですよ。
練馬区内のおすすめサイクリングコース
おすすめサイクリングコースについて、練馬区環境まちづくり公社の沼田安香さんにお話を伺いました。
「練馬区内の景観を楽しみながら歩く『ねりまの散歩道』(発行:練馬区)には9つのコースがあり、これを基に『ねりまの散歩道 ご近所サイクリング版』を作成しました。それぞれ、景色を楽しみながら走ると1時間くらいで回れるコースです。公園内の遊歩道などでは、自転車の押し歩きをおすすめしています」
各ねりまタウンサイクルには「自転車に乗って♡減るしー&エコ!ライフ」のポスターと近くの『ねりまの散歩道』が置いてあります。
9コースは区内の要所を網羅しているので、今まで知らなかった場所も発見できそう! 急な坂道が少なく平らな場所が多いので、スイスイとサイクリングが楽しめます。
「サイクリングにお出かけの際は、車道の左側を通行し、交差点では一時停止するなど、くれぐれもルールを守った安全運転に心がけてください。また、スマートフォンなどでコースを確認する時は、必ず止まって安全を確認してください」 と、沼田さん。
・練馬区環境まちづくり公社 自転車事業課
「自転車に乗って♡減るしー&エコ!ライフ」
『ねりまの散歩道 ご近所サイクリング版』各コース6〜8km程度
「ご近所サイクリング体験」プレゼントキャンペーンに応募しよう!
記念品の1つ「Apple Air Tag」
ご近所サイクリング体験をされた方を対象に、プレゼントキャンペーンを実施中! 「紛失防止用のApple AirTag」など、サイクリングに便利なグッズが抽選で当たります。
体験したコースや感想などを答えるだけで、手軽に応募できます。詳細は「自転車に乗って♡減るしー&エコ!ライフ」のホームページをご覧ください。
締め切りは2021年12月10日。※プレゼント応募は終了しました。
「ねりまタウンサイクル」はメンテナンスや利用料金も魅力!
次は「ねりまタウンサイクル」について、練馬春日町タウンサイクル管理長の堀内玲治さんにお話を伺いました。
「ねりまタウンサイクルとは、貸し自転車施設、いわゆるレンタサイクルのことです。レンタサイクルというと、観光地のイメージがあるかもしれませんが、練馬区の場合は、日常生活の中でよく使われています。区が主導するレンタサイクル事業は都内でも珍しいですね」
ねりまタウンサイクルは区内に7か所あり、いずれも駅周辺の便利な場所にあります。自転車をシェアすることで、駐輪のスペースも抑えられ、放置自転車問題の解決にもつながります。
例えば、通勤・通学で自転車を主に利用するのは朝と夕方以降ですから、昼間の時間帯には、買い物、通院、サイクリングに行く人などに利用されています。
ねりまタウンサイクルは自転車の定期点検を行っているので、利用者はいつでも整備が行き届いた自転車に乗ることができます。さらに利用料金が安いことも大きなメリットです。
当日利用のできる施設:練馬、練馬春日町、東武練馬の3施設のみ/4時間以内100円・24時間以内200円
定期利用は全7施設でご利用いただけます/一般:1か月2,000円 学生:1か月1,500円
「タウンサイクルはエコだけでなく、様々な魅力がありますから、もっと多くの方に知っていただきたいです。最近では、区内のイベントとコラボして、出張でタウンサイクルの無料貸出も試みています。利用の幅を広げて、普及に努めていきたいと思っています」と、沼田さん。
・ねりまタウンサイクル
また、練馬区では、タウンサイクルとは別に、借りた場所以外でも返却できる「練馬区シェアサイクル」も展開しています。こちらは電動自転車で、コンビニエンスストアなど各地にポートがあります。タウンサイクルと併せて活用すれば、ご近所サイクリングがさらに充実しますね。
・練馬区シェアサイクル
・練馬区シェアサイクル事業の社会実験
自転車駐車場の管理運営とエコな取り組み
練馬区環境まちづくり公社は、練馬区の指定管理者として、ねりまタウンサイクルの他に、「自転車駐車場」の管理運営も行っています。「定期利用」「時間利用」に分けられ、主に個人所有の自転車を持つ方に利用されています。
「自転車駐車場」は区内に81か所あり、そのうちの練馬春日町駅自転車駐車場を見学しました。エコな取り組みとして、交差点付近に「ソーラー時計」が設置されていました。
「氷川台駅第四自転車駐車場の照明は、ソーラーでまかなっているんですよ。また、大泉学園駅北第四自転車駐車場や大泉学園駅南第二自転車駐車場は壁面緑化を実施しています。自然のエネルギーをできるだけ利用していきたいですね」と、沼田さん。
大泉学園駅北第四自転車駐車場
大泉学園駅南第二自転車駐車場
エコでヘルシーな乗り物である自転車は、今や多くの人の生活に欠かせない乗り物となっています。上手に活用して、快適な自転車ライフを!
取材日:2021年10月18日
ねりまタウンサイクル
区内7か所にある貸自転車施設で、大泉学園北口・南口、上石神井、石神井公園、東武練馬、練馬春日町、練馬にあります。「定期利用」は全施設で実施、「当日利用」は東武練馬、練馬春日町、練馬のみ可能。全体で2,700台の自転車が供用されており、区内イベントで無料貸出を実施するなど、普及活動にも力を入れています。