エコまちねりま

ねりまのさまざまなエコ活動を紹介する「エコまちねりま」。
あなたの住む地域の、環境や暮らしにやさしい取り組みをお届けします。
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商店街の街路灯をLED化

場所

サンツ中村橋商店街振興組合

お話を伺った人

サンツ中村橋商店街振興組合理事長
十一屋酒店 店主

江村健二さん

主なエコな取り組み

  • 街路灯のLED化
  • 夏の打ち水
  • ショーケース照明のLED化
  • 測定器を使って効率よく店内換気

街路灯のLED化で33%の節電効果

 環境にやさしい街づくりを目指すサンツ中村橋商店街振興組合のエコ活動。その大きな柱は商店街にある街路灯のLED化です。2014年、東京都の補助金を活用して水銀灯からLED灯に一新。これに合わせて街路灯を35本から50本に増設しました。

 水銀灯1灯250w×35本=約9,000wのところ、LED灯60w形相当×2灯×50本=6,000w。消費電力が3,000w減って、33%も節電に!

 LED灯は、水銀灯と比べて明るさを保ちながら消費電力を大幅に削減できるほか、水銀フリーで環境に配慮されている、低紫外線なので虫が寄り付きにくいなど様々なメリットがあります。

江村健二さん

 でも、設置から6年を経過して課題も見えてきたと言うのは、サンツ中村橋商店街振興組合理事長の江村健二さんです。「LEDは長持ちといいますが、年間に1割ほどの電球が切れてしまいます。今は保証期間中なのでメーカーが無償交換してくれますが、これがなくなると商店街の負担が大きい。以前の水銀灯の時は区が無料で交換してくれたので、LED灯も維持管理の面で支援してほしいと、相談しているところです」

 江村さんが副会長を務める練馬区商店街連合会では、加盟する77の商店会・商店街振興組合うち、69商店会が街路灯のLED化を実施し、2019年(令和元年)度までに区内商店街街路灯のLED化率は73%に達しました。

夏の打ち水で駅前広場を涼しく

サンツ中村橋商店街の打ち水大作戦

 サンツ中村橋商店街振興組合では、区と協力して暑い夏の日に道路や庭先などへ水をまく「打ち水大作戦」に2014年から毎年参加。コロナの影響で2020年は中止となりましたが、ここ5年は、近接する貫井地区区民館学童クラブの児童20人に協力してもらい、駅前広場で実施しています。

 本来は商店街で協力を呼びかけ、各店舗の前に水をまいてもらいたいところですが…。

「組合に加盟する109の商店のうち、住まいを伴う店は私を入れて5店舗前後です。大半は、テナントだったり店主が通いで来ている。そうなると、家の水を再利用できない。打ち水のために水道水を使うのでは水道代がかかるので、なかなか難しいんです」

駅前広場の防災井戸
近くにはサンツ中村橋商店街のキャラクター
「ニャンピー(猫飛)」のオブジェクトも

 そこで考えたのが、駅前広場に設置されたミニ防災井戸の活用です。

「打ち水の後の気温は1~3度程度、地面温度は10度以上下がる効果があるそうですよ。駅前広場には花壇もあって、この井戸の水を使って商店街や地域の人と水やりもしています」

 打ち水や緑化で、商店街の夏を涼しく演出しています。

ショーケースの照明をLED化

LED照明の冷蔵ショーケース

 そして、江村さんご自身は「十一屋酒店」の3代目店主。店内で立ち飲みができる「角打ち」を始めた 2017年のリニューアルを機に、店内の照明やショーケースにLEDを使用。店前の自動販売機を省エネ型にするなど、節電対策を強化しました。

 「LEDは白熱球と比べて熱が出ないし虫も寄りにくいから、飲食店ではとても重宝されています。さらに酒店ならではのエコといえば、酒類の瓶や缶もリサイクルや軽量化などいろいろ進化しているんですよ」

ちょっとした工夫が、
環境にも人にもやさしい

 例えば、写真右側のビール中瓶は、従来に比べ約90グラム軽い380グラム。他社製に比べ 1ケース(20本入り)あたり、約2キログラム軽量化されています。

 「これだけ軽くなれば輸送や配達などでガソリンの使用量も減っているはず。荷卸しでも、体力的にこの2キログラムは大きな違いです」

 最近注目しているのは、東京都が都内で販売される新車を2030年までに「脱ガソリン車」にすると表明したこと。輸送や配達に使われる商用車に補助金が出れば、買い換えが早く進むのではないかと期待しています。

CO2濃度測定器を使って効率的に店内を換気

 今年は新型コロナウイルスの感染対策で商店会はとても大変な1年となりました。江村さんのお店では、マスクや消毒の徹底はもちろん、店内の加湿や換気にも注意されています。でもエアコンをつけながらの換気はコストもかかるはず。何か工夫をされているのでしょうか。

換気の目安として使用している
CO2濃度測定器

 そこで見せてくれたのが、CO2濃度測定器。

 「テレビで紹介されていたので早速買ってみたんです。店内のCO2濃度が上昇すると、換気が必要なことをサインと点灯で教えてくれるんですよ」

 換気のタイミングが可視化されているので、効率的に店内換気ができるうえ、お客さんも目で見て安心できますね。江村さんのアイデアと行動力は人一倍。エコ活動と商店街活性化を両立できる新たな方法を次々に生み出していきそうです。

取材日:2020年12月14日

サンツ中村橋商店街振興組合

西武池袋線中村橋駅前の中杉通りに広がる商店街で、組合に加盟する店舗数は109。「中村橋阿波おどり」や「猫飛夕市」など地域と一体となったイベントが盛ん。ちなみに、商店街の名前「サンツ」の由来は、商店街を意味する仏語「リュ コメルサンツ」を呼びやすく短くしたもの。
ホームページ:https://nyanpy.com/


猫飛夕市
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