スタート!エコライフ2019
令和元年6月3日(月)・4日(火)・5日(水)
10時〜16時
会場:練馬区役所1階アトリウム〈入場無料〉

主催:ねり☆エコ

スタート!エコライフ2019 当日レポート

6月は国の定める環境月間で、ねり☆エコは毎年6月に「スタート!エコライフ」を開催しています。令和元年の今年は、「家庭からはじめよう楽しいエコライフ!」をスローガンに、6月3日(月)から5日(水)の3日間、練馬区役所1Fアトリウムで開催しました。

今年は5回目を数え、企業や団体、練馬区など、12団体がブース出展しました。打ち水や窓の遮熱などくらしのエコのヒントや緑化、フードドライブ、粗大ごみの再利用など環境への取り組みを紹介しました。

正面玄関入ってすぐのブースには、区民の皆さんに親しまれている安全・安心パトロールカー(電気自動車)が出動!電気自動車から電気を取り出して家電製品を動かす「外部給電」のデモンストレーションを行い、注目を集めていました。また、初夏らしい尾瀬の木道を再現するブースがあったり、ごみの分別方法やフードドライブのブースなどで、出展者の説明を熱心に聞く来場者の姿もありました。運動会の振替休日でもあり、平日にもかかわらず、親子連れが目立ったほか、区内在住の外国人も関心を寄せていました。

マスコットキャラクターの「ねりねこ☆彡」と「ねりこんvv」も手を振ったり、記念撮影に応じ、会場を大いに盛り上げました。

展示ブースレポート

01
電気自動車を活用した外部給電体験
練馬区環境課
安全・安心パトロールカーから電気を取り出し、扇風機やDVDプレーヤーなどの家電製品を動かすデモンストレーションを行いました。また、災害時に区民の皆さんがお持ちの電気自動車等を避難拠点の緊急電源として活用する「災害時協力登録車制度」を案内し、パンフレットを配布しました。同制度は平成30年9月にスタートし、現在、登録車は5台です。制度が広く知られていないため、「電気自動車を購入すれば、こんなことができるんだ!」という普及啓発に努めました。
02
みどりの風吹く 豊かな環境のまち ねりま
練馬区環境課・南田中図書館

練馬区から排出される二酸化炭素を減らしていくためには、家庭から排出される二酸化炭素を減らしていくことが必要である、ということを区民の皆さんに知ってもらうように「温暖化対策は家庭から」と題したパネルを展示しました。併せて、二酸化炭素排出量削減に繋がる機器の導入に関する区の補助制度を案内しました。南田中図書館は環境に配慮した図書館で、これまで実施した環境に関する様々なイベントを紹介。「図書館でも環境に関するたくさんのイベントをやっているのね」などと、興味関心を寄せていただき、図書館にあまり来ない方にも図書館の活動を知ってもらえる貴重な機会になりました。「ねりま打ち水大作戦」の簡易団扇も好評でした。

03
私もやります省エネライフ
ねりまエコ・アドバイザー協議会

「ムダなくムリなく楽しく省エネ」と題して、リビングやキッチンでできる"省エネの技"を紹介。前回よりもパネルの文字を大きくし、イラストや写真を多く用いて視覚に訴えるようにしました。来場者には、簡単なアンケート「エコライフアクションチェック!」を実施。また、省エネ生活の目標となる「環境宣言」を書いてもらい、ブースの正面にエコツリーとして貼り出しました。「グリーンカーテンをつくる!」「テレビは"つけっぱなし"にしない」など、思い思いの宣言が書かれてあり、省エネ生活へのきっかけとなるように期待しています。「ねりまエコ・アドバイザー」の活動内容を紹介したパンフレットやティッシュを配布しました。

04
尾瀬で涼しい夏を過ごしませんか?
東京電力パワーグリッド(株)荻窪支社

東京電力グループが長年取り組んでいる尾瀬の自然保護活動をパネルや冊子で紹介しました。今年は尾瀬の自然を身近に感じてもらおうと、尾瀬の大型写真パネルの前にミズバショウと木道を再現し、実際に歩いていただけるようにしたのが特色です。尾瀬の知名度は高いですが、実際に行かれたことがない方が多く、興味深く話を聞いてくれたり、記念に写真を撮っていかれる方もたくさんいました。尾瀬の撮影会やスケッチ会などのツアーパンフレットをはじめ、ポケットサイズの地図などを配布し、大変好評でした。

05
練馬区のごみ減量の取り組み
清掃事務所(練馬・石神井)

資源・ごみの正しい分け方や出し方、集積所の移転や廃止など集積所単位から説明・相談に応じる「青空集会」、区立の小学校と保育園に出前講座を行う「ふれあい環境学習」など、清掃事務所のごみ収集だけではない取り組みをパネルで紹介しました。また、なぜごみを減らさないといけないのか、東京湾の埋立処理場の現状と将来の問題についても説明しました。来場者には、「資源・ごみの分け方と出し方」の最新パンフレットを配布。清掃車のペーパークラフトや職員が描いた「ぬり絵」は、親子連れや「孫に持ち帰りたい」と、とても好評でした。

06
フードドライブを実施します!
練馬区清掃リサイクル課

食品ロス削減のため、家庭で余っている未開封の食品を持ち寄り、必要としている団体等に寄付するフードドライブ事業について紹介し、区民の協力を呼びかけました。フードドライブへの関心は高まる一方で、来場者から「どこに持っていけばいいの?」「いつやるの?」といった質問も多く、次回開催予定日を案内しました。併せて、食品ロス削減に取組む区内飲食店を協力店として登録し、その取り組みを周知することで、飲食店から排出される食べ残し等によるごみの削減を目指す「おいしく完食!」事業を紹介しました。

07
ずっと快適 もっと省エネ
東京ガス(株)北部支店

自宅で電気とお湯を作る家庭用燃料電池(エネファーム)をはじめ、ビルトインガスコンロ、節水型のトイレや蛇口一体型浄水器など、家庭での省エネライフを提案する最新機種を展示しました。ガスコンロのタイマー機能などは、設定時間で自動消火するため無駄にガスを使用しないので省エネにつながることを説明すると、納得されていました。毎年出展していますが、紹介するガス機器や住宅機器について、まだまだご存知でない方がいることを感じました。興味を引いた商品カタログを持ち帰る来場者も多くいました。

08
家庭でできる温暖化対策
ねり☆エコ(練馬区地球温暖化対策地域協議会)

エアコン、冷蔵庫、窓など、家庭での省エネポイントについて、クイズを交えて紹介しました。なかでも家庭で採用しやすい窓の遮熱について、窓の外側にオーニング(日除け)をした場合、内側にカーテンをした場合、何もしなかった場合の室内の温度の違いがわかるように模型を使って実演し、窓の遮熱は内側よりも外側にした方がより効果的であることを紹介しました。来場者からは「もうやっています!」という声も挙がった一方で、「オーニングはどこで買えるの?」「すぐにやってみます!」などと、関心の高さがうかがえました。

09
リサイクルセンター事業の紹介
練馬区立リサイクルセンター(関町・春日町・豊玉・大泉)

練馬区立リサイクルセンターは、環境・リサイクルの学習・啓発のための地域活動拠点です。各センターの活動内容を広報誌である「ゆずりは」を用いて、パネルで紹介しました。来場者はリサイクルに関心があっても、「何をしたらいいのか」その次のステップの具体的な方法がわからない、という印象でした。そこで、生ごみの堆肥作りをはじめ、余った布や紙でつくる「布ぞうり作り」や「和綴じで作る雑記帳」など、各センターで開催している講座を案内しました。また、夏休み恒例の尾瀬ヶ原探勝ツアーや親子で参加できるツアーなどのチラシを配布しました。

10
電気安全と身近な省エネ
(一財)関東電気保安協会

電気の合理的な使用方法や少しの工夫で出来る省エネ、地球にも家計にもやさしいエコライフを提案しました。とくに、ブレーカーの働きをわかりやすく紹介する「実演! ブレーカーのはたらき教室」では、来場者から「ショートしたときの仕組みと動きがわかりやすい」といった感想が寄せられました。また、LEDと白熱灯の消費電力の違いについて電気メーターを使い、一目でわかるように展示。昨年に引き続き、涼しさを感じてもらえるように竹製の団扇を配り、好評でした。

11
粗大ごみの再利用·資源化への取り組み
練馬区資源循環センター

資源循環センターでは、容器包装プラスチック、粗大ごみの持ち込み・収集を行っています。収集されたごみの資源化や再利用をして、ごみの減量に努めています。ブースでは、資源循環センターで行っているごみの資源化についてパネルで紹介。問い合わせの多い粗大ごみについて事前申し込み制であること、持ち込む場合は普通に収集してもらうより、収集料金が半額ですむことなどを案内しました。来場者には、資源循環センターのパンフレットをはじめ、粗大ごみの料金表や大型生活用品リサイクル掲示板のチラシ、小型家電回収ボックスの設置場所のチラシなどを配布しました。

12
みどりのムーブメントの輪を広げよう
練馬区みどり推進課

みどり推進課では、みどりを育むムーブメントの輪を広げるべく、緑化の啓発や助成など、様々な事業を行っています。練馬みどりの葉っぴい基金のキャラクター「ぴいちゃん」のぬいぐるみを置いてブースをアピールしました。また、みどり推進課で所管している体験型施設「こどもの森」、「中里郷土の森」の紹介や、「ガーデニング写真パネル展」、「花とみどりの相談所催し物案内」のチラシを配布しました。子ども連れの方やお庭に興味のある方など、多くの方にブース内をご覧いただきました。

ねり☆エコ スタンプラリー2019

各ブースで説明を聞いて、スタンプを3個以上集めるとグッズがもらえるスタンプラリー。今年は蛍光ペンなど4種類用意しましたが、ソーラーLEDキーホルダーとたためるマチ付トートバッグが人気でした。3日間で362人が参加するなど、子どもから大人まで大変好評でした。

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