スタート!エコライフ2016 当日レポート



 国は6月を「環境月間」と定めており、ねり☆エコでは昨年から環境月間行事として「スタート!エコライフ」を開催しています。2回目となる今年は6月6日(月)から8日(水)の3日間、練馬区役所1階アトリウムにて実施しました。

 企業や民間、練馬区など合計9団体がブース出展をし、パネル展示や、それぞれの取り組みの実践を紹介しました。また、電気自動車の「外部給電」のデモンストレーションも行いました。

 今年はのぼり旗を多数作成し、ブースは昨年よりも入口を広く、来場者が入りやすいよう工夫するなど会場をより華やかに演出しました。マスコットキャラクターのねりねこ☆彡、ねりこんvvも登場し、来場者に元気いっぱい手を振っていました。

展示ブースレポート

1 私もやります省エネライフ
ねりまエコ・アドバイザー協議会

 地球温暖化のしくみ、省エネ製品の上手な選び方などを説明するパネル展示のほか、毎年恒例の「エコツリー」を実施。いろいろな形をした紙の葉っぱにエコ宣言を書いてもらい、「小さな工夫の積み重ね」など素敵なコメントをいただきました。チャレンジクイズ、エコライフクイズなどに参加いただいた方には、エコうちわを配布しました。今年はブースの間口が広くなり、来場者が立ち寄りやすくなったのではないでしょうか。

2 身近な省エネ 簡易実験装置で確認しよう
(一財)関東電気保安協会

 「電球の省エネ比較実験装置」と題し、裸電球・蛍光灯・LEDそれぞれの実物を設置、消費電力を比較できる展示を行いました。電力・料金・CO2排出量が一目でわかるパンフレット「電気de省エネ」も配布しました。また、ブレーカーの仕組みをわかりやすく解説する「ブレーカーのはたらき教室」の実演も好評で、「物言わぬブレーカーが、いざという時には正確に動作し、安全を守る」ということをご理解いただけたと思います。
 豆知識!! 漏電ブレーカーのスイッチの穴にはひもを通してあります。これは、大震災で避難するとき、ひもを引くだけで高いところにあるブレーカーを簡単に切れるようにする工夫です。

3 ともに築く 循環・共生のまち ねりま
練馬区環境課・南田中図書館

 練馬区環境課・南田中図書館の共同ブースです。環境課のパネルでは、今年3月に練馬区が策定した「練馬区エネルギービジョン」、練馬区の自立分散型エネルギー社会の将来像について紹介しました。また、毎年10月に行っている「エコライフチェック」結果も報告しました。南田中図書館は環境問題に力を入れている図書館で、過去に開催した環境に関するイベントのチラシを掲示しました。

4 ねりまのみどり 葉っぴい展
練馬区みどり推進課

 練馬区のみどりを守り増やすための様々な取り組みを行っています。今回の展示では、昨年4月にオープンした「こどもの森」で楽しく遊んでいる子供たちの写真を中心に配置。みどりのカーテンプロジェクトやぴいちゃんファンクラブなどの事業もご案内しました。また、「みどりの実態調査」での区内の緑被率の推移や樹林地を守るための様々な制度もパネルで紹介。昨年来場者に好評だった「ゴーヤー育成ミニブック」を今年も配布しました。ブースでは、練馬みどりの葉っぴい基金キャラクター「ぴいちゃん」の記念写真を撮る来場者も見られ、人気でした。

5 目指そう!1人100グラムのごみダイエット!
練馬区清掃リサイクル課

 練馬区でごみ収集に関わる仕事をしています。今回は、清掃事業の現状や「リデュース、リユース、リサイクル」の3R運動によるごみの減量についてパネル展示。また、大きさや種類がそれぞれ異なる生ごみ処理機、コンポスト化容器の実機を5台展示し、違いを比較していただくとともに、購入の際に区が助成を行っていることも紹介しました。また、「生ごみ処理機は40日間の無料貸し出し体験もできる」ことをリーフレットでご案内しました。
 さらに、広報誌「ねりまの環」や「ごみの分け方・出し方」などのパンフレットなども配布し、家庭でのちょっとした行動が、ごみの減量につなることを紹介しました。

6 家庭でできる温暖化対策
ねり☆エコ(練馬区地球温暖化対策地域協議会)

 家庭での工夫でできるエコな暮らしをご紹介しました。今回の目玉は、扇風機の違い体験。最近注目のDC(直流型)と、古いタイプのAC(交流型)を並べ、電力量を計りました。DCの電力量はACの5分の1以下になり、来場者は「こんなに違うの!」と驚いていました。ほかにも「くらしのエネルギー・スキルアップ講座」に参加した区民が計測した数値をパネルで解説するなど「電気の見える化」を重視した展示を行いました。アンケートに回答していただいた方には、温度計シールをプレゼントしました。

7 ごみを減らして省エネ
(公財)練馬区環境まちづくり公社 資源循環センター

 粗大ごみ収集や金属資源リサイクル事業、バイオ燃料精製事業など、資源循環センターの主な事業について、パネルでご紹介しました。さらに、資源ごみの集団回収のご紹介や小型家電の回収事業はリーフレットでご案内し、資源循環センターがどのような事業を行っているのか、分りやすく伝わるよう心がけました。中でも粗大ごみの持ち込みについては、来場者の方からお問い合わせがあるほどで、リサイクルに関する関心の高さが感じられました。

8 ずっと快適、もっと省エネ
東京ガス(株)北部支店

 自宅で電気とお湯を作る家庭用燃料電池「エネファーム」を中心にご紹介しました。来場者は都市ガスを使って発電するという点に驚いていました。他に、二重窓や節水トイレ・シャワーヘッドなど、省エネにつながる設備を展示し、ガス以外にも省エネ全般に取り組んでいることを伝えました。また、来場者全員に、キッチンペーパーを配布。アンケートご回答者には、メモ帳もプレゼントしました。

9 リサイクルセンター事業の紹介
練馬区立リサイクルセンター(関町・春日町・豊玉)

 リサイクルセンターは、地域のリサイクル活動の普及促進をはかり、環境学習活動の中心施設として設立された施設です。現在、区内に3か所あり、それぞれが環境学習講座や自然散策ツアー、各種イベントを開催しており、それを集約した情報誌「ゆずりは」を拡大しパネルで展示。「みどりの省エネカーテン」「修理に挑戦」「重曹」「紙パック」「春の尾瀬原」など、幅広い特集記事を掲載しました。「ゆずりは」は2ヶ月に一度発行しており、実物の平置きも行い、興味を持たれた方が持ち帰っていました。

「外部給電」のデモンストレーション







 電気自動車の電気を使って電化製品を動かす「外部給電」のデモンストレーションを行いました。

 電気自動車から外部に給電するために、インバーター(直流から交流への電力変換装置)をつなぎ、ライトや扇風機を動かす実演を行いました。扇風機なら、連続で2週間程度動かせるほどの容量があり、災害時などにも電気自動車が活躍することを、実物を置くことで、体感いただけたと思います。