省エネライフ2014 当日レポート



 平成26年2月12日(水)〜14日(金)の3日間、「省エネライフ2014」を開催しました。練馬区役所本庁舎一階アトリウムでは、昨年より大幅に出展者が増え、10のブースとパネルを展示。今回は、会場を大きな家に見立ててリビングやキッチン、庭などの一体感を持った演出としました。

 中央の「リビングのエコ」のブースでは、2月11日(火)の講演会ビデオ上映をし、1時間以上の講演にも関わらず、ソファに座って観ていく人の姿もあり、関心の高さが伺えました。

 45年ぶりの大雪が降った直後でしたが、楽しみに来場された方や、偶然通りかかって立ち寄った方など、熱心に見入ったり、出展者と会話したりする光景も見られました。残念ながら最終日の14日は、さらなる雪で昼に打ち切られ、燃料電池自動車体験乗車も中止になってしまいました。それでも、12日、13日は寒さに負けず、ねりねこ☆彡ちゃんが来て、会場を和ませてくれました。

「ねりねこ☆彡」・「ねりこんvv」の登場!

 ねり☆エコマスコットキャラクターの「ねりねこ☆彡」と「ねりこんvv」が、12日・13日の2日間に渡り、会場にて来場者をお出迎えしました。

 立ち止まって、携帯で写真を撮って行く方もいれば、こども達は、満面の笑みを浮かべて一緒に記念撮影をしていました。

 また、会場を通りかかった保育園のこどもたちにも大人気で、2体揃ってみんなと握手をしていました。

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展示ブースレポート

ともに築く 循環・共生のまち ねりま

練馬区

©Leiji Matsumoto

自動車のエコということで、排気ガスを全く出さない電気自動車を展示しました。車体には松本零士先生の作品「銀河鉄道999」のイラストがラッピングされており、皆さんにご好評いただき、「写真を撮りたい」といった声をかけていただきました。また、練馬区のエコへの取組として、パネルにエコかるた(冬)を展示し、親子連れのお客様が、札を読み合う微笑ましい光景も見られました。練馬区エコかるた(冬)は、練馬区のHPの「冬の節電」からダウンロードできますので、ご興味ある方はぜひご覧になってください。出展の感想は、皆さんの省エネのヒントや、考えるきっかけをお手伝いできたと感じています。また次回も趣向を凝らしてその時々に役に立つ情報を展示していきたいです。

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エコツリーをつくろう!

ねりまエコ・アドバイザー協議会

庭をイメージしたブースで、省エネ、節電、節水などのエコ生活を推進していくための展示を行いました。メインはエコツリーで、「省エネ宣言」として、「これを実行しよう」という思いを書いていただき、木に貼っていきました。何かやりたい気持ちは皆さんあるのですが、実際にエコ生活を実践されている方は、少なくはないけど多くもない印象です。エコツリーでの宣言をきっかけに、変わっていただけたらと願っています。実際にエコツリーを見て、「もう少しこまめに電気を消そう」など、やる気を出された方もいました。せっかくのフェアなので、3日間といわず、ぜひ1週間はやっていただきたいですね。私たちも、もっとエコをアピールできる企画を考えていきたいと思います。

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エネルギーをつかう家から、つくる家へ

東京ガス(株)北部支店

エネルギーを創る庭と題して、太陽電池や燃料電池、太陽熱利用といった創エネ機器を展示しました。練馬区からの導入補助金のおかげもあって家庭用燃料電池エネファームの普及も順調にすすんでいます。興味を持たれる来場者が多く、「うちに設置できるか見てほしい」というお客様もいらっしゃいました。いま、天然ガスのほとんどは輸入されていますが、災害時の供給安定性や近い将来輸入が予定されているシェールガスへの具体的な質問もいただきました。今年で3年目ですが、レイアウトの工夫で、お客様が通りやすい配置にしていただきました。おかげで、お客様とお話しする時間が長くなり、前年より質の高いイベントになったかと思います。これからも、区民のCO2削減のお手伝いができるよう、努力していきます。

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ごみを減らして省エネ

(公財)練馬区環境まちづくり公社 資源循環センター

省エネライフということで、家庭から出る資源のリサイクルを中心に紹介しました。粗大ごみを解体して有用金属を回収する事業、23区で練馬区だけが実施している廃食用油から清掃車の燃料を精製する事業や、温暖化対策に関連する展示も行いました。来場者は皆さん熱心で私たちの取り組みに関心を持ってくださいました。また今回、リビングやキッチンの雰囲気作りに活用したダイニングテーブルのセットやソファーなどは、粗大ごみとして出された家具を当団体で修繕等をして再利用したものです。修繕済みの家具は普段、区内のリサイクルセンターで販売しています。

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最先端スマートハウスのご紹介

大和ハウス工業(株)

創エネ機器やHEMSの活用によりCO2の排出を削減できる、スマートハウスをご紹介しています。ちょうど練馬区内でスマートハウスの分譲中というご縁もあり出展しました。太陽光発電、蓄電池など、全棟が環境に優しい住宅です。スマートハウスという言葉はご存知の方が多かったのですが、詳しくご説明すると、「なるほど」と興味を持ってくださいました。「光熱費などで元はとれるのか?」といった質問もあり、「使い方によりますが、とれます」などとお答えしました。今イベントにたまたま立ち寄った方とお話できるいい機会で、予想以上に興味を持たれた方が多く、驚きました。スマートハウスが浸透していることも実感できました。

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快適・省エネ・エコライフ

ねり☆エコ(練馬区地球温暖化対策地域協議会)

家庭の省エネをテーマに、リビング、キッチンでの省エネに役立つヒントをパネルでご紹介しました。また、省エネに役立つ衣料に着目し、機能性衣料など、実際の着こなしをマネキンで紹介し、来場者に見て触って感じていただけるようにしました。 さらに、2月11日に開催された講演会「体と心と地球に優しいファッション」の模様を開期中6回ビデオ上映もいたしました。毎回、熱心にご覧になるお客様がおり、着こなしの工夫や新素材などに関心度の高さが伺えました。
(協力:日本女子大学大塚研究室)

講演会の様子はこちら

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キッチンの省エネ 「生ごみ排出ダイエット」

ねりま・ごみフォーラム

キッチンのエコということで、生ごみのリサイクルをご紹介しました。 生ごみは80〜90%が水分のため、清掃工場では水を燃やしているような現実。それを農地へ循環させようというのが私たちの試みです。農家の作物を消費者が消費するように、私たちが生産した生ごみを農家が消費する。地域の大きな循環の輪をつくろうと活動しています。現在はまだ小規模で、生ごみの受け入れ農家は1軒ですが、3年前からは練馬区と協働して、自分たちの生ごみを使って、自分たちの手で無農薬無化学肥料の野菜や花を育てています。とても美味しいと評判です。この取組の展示と、資料を配布いたしました。

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リビングから始めるLED化

(社)練馬産業連合会((株)光波)

家庭の電力使用量16%が照明によるとされています。そこでLEDによる照明のエコをご紹介しました。展示では数値でエコが実感できるよう、LED照明の消費電力測定機器を設置しました。色味の違いがわかる展示では、特に女性の方に喜ばれました。「LEDを使ってるよ」という声を多くいただき、一昨年から参加していますが、LEDへの理解が年々深まっているように感じています。同時に、不具合やトラブルのご質問もあり、購入時の注意事項をご説明しました。たとえばお風呂には「密閉型器具対応」と表示された商品を選ぶ、互換性の合った明るさを選ぶなど。誤った使い方をすると、壊れる場合もあり、注意が必要です。今後とも、練馬区に拠点を置く会社として、地域の省エネを活性化していきたいです。

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窓を変えて、効率よく省エネ生活

東京都板硝子商工協同組合練馬支部

窓は住宅の表面積では4〜5%ですが、冬は5割、夏は7割のエネルギーが窓を通じて出入りします。住宅のエコを考えるとき窓のエコは欠かせません。新築だけでなく既存のサッシでも、ガラスを交換するだけで断熱効果を高めるものがあります。スキマ風が問題の場合、内窓をつけて対策。どれも簡単施行です。それらの断熱効果や防音性能、冷房効率を実感いただける展示をご用意しました。西日や日照などの問題に悩む方も多いようで、皆さん比較してびっくりされていました。お値段を提示しても、納得できる額だった様子。今年で3年目ですが、去年いらした方が「今年こそは」と注文なさることがあり、手ごたえを感じました。こういうイベントは1回だけでなく、続けることが重要ですね。また、汚れの落ちるスポンジの配布も喜ばれました。

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水周りのエコリフォーム

(公社)練馬東法人会(TAKEUCHI(株))

バス・トイレのエコ、キッチンのエコと言うテーマで、お手洗い、キッチンなど水回りの展示をしました。お手洗いは従来の半分〜1/3という節水型、キッチンは換気扇を自動洗浄できる最新型。エコとは少し違いますが、時間を節約できる商品となっています。また食洗機は、手洗いより水が節約できます。昔のイメージで、落ちない、結局手で洗わないといけないなどと思っている方もいますが、今の商品は汚れを落としやすいよう改良されています。来場者は、特に女性は家事をするのでキッチンに、男性は断熱材や遮熱塗料の展示に興味をお持ちでした。今の最新機器や商材をお客様にもっと伝えて、エコに役立てられたらと思っています。

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