ねりま・エコスタイルフェア 当日レポート

経済ゾーン

練馬区リサイクル事業協同組合

練馬区で廃棄物や資源ごみを回収する事業者の組合です。牛乳パックをトイレットペーパーと交換できるコーナーは毎年人気で、「ご近所の分も牛乳パックを持ってきてあげた」など、雨にもかかわらず約200名の長い列ができていました。
ブースでは、牛乳パックをミキサーにかけてハガキ作りを体験。子どもたちは捨てられてしまうかもしれない紙パックから手すきハガキになることを実感できたようです。また、アンケート回答者には、内側が銀箔のお茶パックを配布。練馬区ではこのような素材のパックも回収していることをアピールしていました。

(公財)練馬区環境まちづくり公社 資源循環センター

練馬区の循環型社会形成の中心的施設です。粗大ごみの再利用、容器包装プラスチックの回収、家電の基盤などから金属部分の回収を進めています。その他、使用済み食用油からバイオディーゼル燃料(BDF)を作りだしています。ブースでは、センターの事業内容を表示したパネルを展示していました。
体育館では「リサイクル家具等抽選会」を実施。持ち帰れる大きさの良品の家具を取り揃えるためリサーチを重ねたそうです。また、資源循環センター内にあるサークルの音楽バンドが、ミニステージでオリジナル曲やヒット曲を披露し、雨の中の来場者を元気づけてくれました。

東京都下水道局 西部第二下水道事務所

各家庭から排出される下水を「水再生センター」で処理し、川や海に戻しています。ブースでは雨水の浸透状況を確認できる「浸透するぞう君2号」の実演や、オイルボールの実物を展示していました。
「油を流さないでください!油・断・快適!下水道!」として、フライパンに残った油は、拭き取るなどして下水に絶対流さないようにと呼びかけていました。特に肉などの動物性油脂は、悪臭や下水管のつまりの原因になります。石のように固いオイルボールの現物を観察することで、「こんな風になっちゃうの!?」と、来場者にインパクトを与えました。アンケート回答者には、拭き取りペーパーや薄型まな板、パンフレットなどをエコバックの中にセットして配布しました。

東京二十三区清掃一部事務組合 光が丘清掃工場

23区内の可燃ごみを焼却している21か所の清掃工場の一つで、ごみを燃やすだけでなく、その排熱を光が丘体育館の温水プールなどに供給しています。ブースでは、清掃工場の設備や発電の仕組みなどをパネルで展示。クイズに答えていくと、清掃工場の働きやエネルギーのリサイクルのしくみが理解でき、最後にタオルがもらえます。このほか、光が丘清掃工場の建て替えが平成28年度から始まること、環境に配慮された工事になることの説明もありました。

練馬区清掃リサイクル事業

練馬区役所から清掃リサイクル課、練馬・石神井・谷原清掃事業所が合同で出展。ブースでは、資源ごみの分別方法について展示。また、クイズとしても出題し、リサイクルの知識を深めてもらいました。
分別がもっと進めば、ごみの全体量を減らせるのですが、平成20年に変更になった分別方法があまり家庭に浸透していない、また「プラマーク」が付いているものを分別ごみにしてもらうよう、周知徹底を図りたいとのことでした。
小型家電(デジカメ・携帯電話・コード類・ACアダプターなど)を回収できるポストは、区内9か所に設置。また、スケルトン清掃車(学習用)を展示し、子どもたちがミニサイズの清掃作業服を着て写真撮影ができるコーナーも準備しましたが、雨で残念でした。
ステージでは、「クルリンの夢」というオリジナルの紙芝居を行いました。登場人物の会話を楽しみながらリサイクルについて学べる内容でした。