エコビジネスのすすめ

地球温暖化の原因や現状、影響、そして地球温暖化をめぐる国際的な動向や国、都、区の主な取り組みを見てきましたが、わが国の温暖化対策上の主要な課題であり、練馬区でも「家庭部門」とともに大幅に温室効果ガス排出量が増えている「業務部門」での対策について考えてみましょう!!!

以下、練馬区の地域における地球温暖化対策を進めるための区の計画である『練馬区地球温暖化対策地域推進計画』(平成21年3月策定)(以下、「地域推進計画」と略称します)からの抜粋により、事業者が日頃の事業活動の中で主体となって進めていく取り組みとはどんなものか、その取り組みははたしてどんな効果があるのかなどを見てみます。


事業者が主体となって進める取り組み(地域推進計画より)

(1)低炭素型の事業活動の実践
項     目 内     容
クールビズ・ウォームビズの推進 事業所や事務所においてクールビズ・ウォームビズを推進し、冷暖房に係るエネルギーを抑制する。
ISO14001等の環境管理システムの活用 事業所においてISO14001、エコアクション21、エコステージ等の環境管理システムを導入し、エネルギー管理等の実効性を高める。
省エネルギー診断の活用 事業所や店舗において省エネルギー診断を実施し、省エネルギー対策(エネルギーコストの削減)を行う。
商店街におけるエコマネーの活用 商店街においてエコマネー(地域通貨)を活用し、消費者のエコ活動と商店街の活性化を図る。
二酸化炭素(CO2)排出がより少ない燃料の切り替え 事業所等のボイラー用燃料等を燃焼時の二酸化炭素(CO2)排出がより少ないものに切り替える。
廃棄物の分別・減量 事業所や店舗において廃棄物の分別と削減を徹底する。
(2)事業所や店舗などの省エネルギー化の推進、再生可能エネルギーの利用拡大等
項     目 内     容
電球型蛍光灯への切り替え 事業所や店舗などで白熱電球を電球型蛍光灯に切り替える。
注)最近はLED電球も急速に普及してきました。
省エネルギー型の機器・設備への切り替え 事業所等の機器、設備の更新、導入の際に、高効率の空調機、変圧器、給湯設備、ボイラー等を導入し、また、エレベータ、空調用ポンプ等をインバータ化する。
再生可能エネルギーの利用拡大 事業所等において太陽光発電設備、太陽熱利用設備などの再生可能エネルギーの利用を進める。
商店街の省エネルギー化 商店街全体の取り組みとして店舗ビル等の省エネルギー化を進める。
省エネルギー型自動販売機への切り替え 飲料やたばこの自動販売機を省エネ性能の高い機種に切り替える。
屋上緑化・壁面緑化 事業所や店舗などの屋上、壁面を緑化する。
敷地内の緑化 事業所等の敷地内を緑化する。
雨水浸透施設の設置 事業所等の敷地内に雨水浸透施設を設置する。
雨水利用 雨水を貯留し、トイレ用水等に利用する。

区民と事業者共通の取り組み(運輸部門関連)(地域推進計画より)

(1)エコドライブの実践
項     目 内     容
エコドライブの実践 自動車の運転の際に急発進・急停止を減らし、アイドリング・ストップを実行する。
(2)低燃費・低公害自動車への切り替え
項     目 内     容
低燃費・低公害自動車の購入・切り替え 自動車の購入や買い替えの際に低燃費・低公害自動車を選択する。
アイドリング・ストップ装置の取り付け、アイドリング・ストップ自動車への切り替え 自動車にアイドリング・ストップ装置を取り付ける。また、購入の際アイドリング・ストップ装置付きの自動車を選択する。
(3)自動車の利用転換
項     目 内     容
公共交通機関への利用転換 マイカーによる移動から電車やバスなどの公共交通機関による移動へと利用の転換を進める。
カーシェアリングの利用拡大 自動車を効率的に利用するためにカーシェアリングの利用を進める。

注)以上は、練馬区地球温暖化対策地域推進計画からの抜粋で構成しましたが、字の色や字体等は原本から変更しています。またイラストを適宜追加しています。


事業活動の中の地球温暖化対策

どうですか? 事業活動においても、まだまだ取り組むことができることがありそうですね。エコビジネスは、場合によっては、企業の社会的評価が向上する、コストダウンが図れる、取引を優位に進めることができるなどのメリットもあります。東京都のCO2総量規制制度では、削減義務量を達成できなかった規制対象事業所が、都内中小企業が減らしたCO2クレジットを買い取ることができる制度もあります。

省エネ診断などを活用して、どのようなメリットがあるか検討してみませんか?